『第4話-2を読む』
次、3軒目!
2軒目の『よこいうどん店』を出たあと、
助手席に座る私は駐車場に停めた車内で、
例の攻略本を開いた。
交代した運転手・嫁に攻略本を見せて言う。
「この近くで
なんか面白そうな店ないろうかね?」
今回の讃岐うどん行脚。
事前に行く店を決めているわけではなく、
ほぼ行き当たりばったり。
そして最初から、
選出の基準は、
"美味しそうな店"、
ではなく、"面白そうな店"。
「おっ!ここは?
"駐車場でうどんを食べる人もいる"
とか書いちゅうっ…!」
うわぁー!これこれ!
聞いただけで、
オラ!ワクワクするぞっ!
(ドラゴンボールの悟空風に)
「じゃあそこ行こう」
と嫁もまぁまぁ乗り気だったので、行くことにした。
車はひた走る。
ちょっとした田舎道を。
家、田んぼ、家、田んぼ。
高知でいう佐川町みたいな風景だ。
仕舞いに細い路地に入り込む。
「えっ……!
こんなところにうどん屋がっ!?」
わざとそんなことを言って
盛り上げようとする竜一。
ノッてくれるお母さん。
「ええっ!あれやろかー!?」
『第5話-2を読む』
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