快晴の日。たどり着いた『丸源ラーメン 南国バイパス店』。
「丸源ラーメン 南国バイパス店」の店内。
座敷が2卓ある『丸源ラーメン 南国バイパス店』。子連れにありがたい仕様、だが裏を返せば座敷は2卓しかない。
座敷はどこのラーメン店にもあるわけでない。幼児連れで入りやすいラーメン店の数は限られている。そのため『丸源ラーメン 南国バイパス店』の座敷2卓をめぐる争奪戦はなかなかの激戦。
戦略家・竜一は考えた。
「午後2時を過ぎてから行けば、戦いの業火が少しは収まっているはず……」
作戦は功を奏す。座敷は1卓だけ空いていた。
丸源ラーメンのメニュー
▲ 看板メニューにして醤油味の「肉そば」を筆頭に、塩や味噌味のラーメンもある。
さらに平日限定のお得なランチセットもある。
▲ 労働に疲れた人、あるいは酒を飲まないと生きていけない人向けに、アルコール飲料も提供されている。
▲ そして「お子さまラーメン」はもとより「離乳食」まで用意された構成。
店員さんも子供に親切で、幼児連れ歓迎の姿勢が店全体にあふれている『丸源ラーメン』。急成長した外食チェーン、その理由の一端がわかる。
「『丸源ラーメン』を語る上で一度は食べておく必要があるのは、やはり『肉そば』!それしかない……」
丸源ラーメンの看板メニュー「肉そば」。
▲ 店内のポップにも「肉そば」への暑い情熱とコダワリが所狭しと書かれている。
▲「私は世の中にないラーメンを作りたかった」と言う、肉そば考案者の堀さん。
「堀さんのラーメン!いただきます!」
そして低い声で言う竜一。
「俺も日々常々、唯一無二になりたいと思っているんだ……。堀さんとは気が合いそうだぜ……」
丸源ラーメンは、伝説の「ソネット君」完備。
『丸源ラーメン』には、ソネット君がいるおかげでコミュ障も安心!
「す、すいませーん」→「シーン」→「すすす、すいませーん」→「シーン」
そんな圧倒的ストレス!
感じなくていいんだよ!!!
(▲ 画像=以前訪れた「焼肉きたや大津店」にいたソネット君)
ソネット君にて、店員さんを呼ぼうとしたとき、店員さんが隣のテーブルを片づけにきた。
反射的に直接声をかけてしまう竜一。
「す、すいません……」
蚊の鳴くほどの声量である竜一の声を、きちんと聞き取ってくれる女性店員さん。
「はい。お決まりでしょうか?」
お、おい……。
俺いまソネット君、使わなかったよな?
ソネット君に頼らずに、自力で店員さんを呼べたよな?
覚醒っ!
やればできる!竜一!
コミュ障にたえて、よくがんばった!感動した!
この展開に持ち込めばこっちのもの。以後は滑らかに注文を終えられるはずの竜一。
がっ!
「にににににににに…にくそぶあを……」
「あ…あの……」
「ににににくそっくそそヴぁを……」
終わった。
コミュ性ゆえの苦労の果てに、提供していただいた「肉そば」。
漂い散らす!看板メニューのほこり!
『丸源ラーメン』を背負ってきた、そんな自信が燃え盛る炎のようにみなぎっている!
「王者の風格とでも言うべきか……」
海苔がもうノリノリだもんなぁ!
そのとき竜一。突然の発作に見舞われる。
「や、野菜が食べたい。農家だからか、徐々に野菜が欲しくなってきた……」
おかわり!目を付けた!
野菜モリモリラーメン!
「青菜野菜 旨塩ラーメン」
なんじゃこれ……!
なんじゃこのネギの量……!
しかもネギの下には大量の野菜!野菜が隠されている……!
この野菜量……!
そんじょそこらの家庭菜園では賄えない……!
「いや、むしろコイツは家庭菜園そのものだ……」
なのに……。
「いったいどうなっている。スープは土の味さえしない。よもや芳醇な塩の香りを漂わせている……」
なあ、ネギ……。
どうなってるんだ……。
ネギに語りかける、そんな中。
炸裂する!塩スープ!
「コイツ!俺が普段家で使っている適当な塩の味じゃない!たとえばヒトデがいたら、十中八九喜ぶ塩分濃度!この塩分、ヒトデ的にもヒットー!ヒトデ!ヒットー!みたいな感じで絶対喜ぶヤツだ……」
そして……。
「ハマチがいたら、ハマチ!ハウマッチ!ベストマッチ……!」
この塩分!
ベストハマチマッチだよ!
なんて喜ぶヤツだろうが……!
俺は、こんなつまらないことを冗談で言っているわけではない……。
本気で言っている……!
メニューに書かれた「青菜野菜ラーメン」の筆頭が塩味。だからこそ「青菜野菜旨塩ラーメン」を注文した。
だが少しだけ後悔……。
「これ味噌スープで食べたかった。塩だとアッサリしすぎているというか…。もっと濃厚な味のほうが野菜を美味しく食べられそう……」
セットで付けた「鉄板玉子チャーハン」。
平日限定のランチセットにおいては「増量無料」とのことで、もちろん増量。
中央にチャーハンが盛られた鉄板。目の前で生卵を投入してくれる店員さん。すると一気に固まる卵。素早く混ぜて完成。
綿菓子のようにフンワリしたチャーハン。
このチャーハン、もうほとんど綿菓子だよ!
食後にデザート。
税抜98円で訪れる、至福のひととき。
「大量の野菜に炭水化物、スイーツまで食べて…ククク…どうしよう……。俺また一段と大きくなっちゃったかも……」
丸源ラーメン各店の所在地、営業時間など
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