大豊町の洋食店「きっちん なかとよや」のランチが美味しい!

2017.05.12

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大豊町の洋食店「きっちん なかとよや」のランチが美味しい!

2017.05.12

「大豊町までランチに?行けるかよ!そんなもん!遠いよ、大豊なんて!」

うどんのためなら、どこまでも行ける。

しかし、うどん以外のことでは頑張らない竜一。大豊町まで「洋食」を食べに行くなんて考えられなかった。

がっ……!
「俺の考えは、全部間違っていたと言わざるを得ない……!」

大豊町の洋食店「きっちん なかとよや」のランチは素材の味がいきた、素敵ランチだった!

場所は、南北に長い大豊町の北部『大久保郵便局』の隣にして、かつて高知最北のうどん店『うどん亭さくら』が存在した店舗の跡地である。

ちなみに、あと数キロ北に進めば徳島県との県境がある、そんな立地。

2016年8月のオープンとのことで、褐色の看板はまだ新しい。

オープンした当初は高知新聞にも掲載されていた。それによると元々はサラリーマンをされていた、地元・大豊町出身のかたがシェフを務められているという。

『うどん亭さくら』が営業していた当時より、約10年ぶりに上る鉄筋の階段。

「なにか懐かしいというよりも、パラレルワールドに来たみたいな…。不思議な感じがする……」

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「きっちん なかとよや」の店内。

厨房からオーナーシェフが「いらっしゃいませ」と声をかけてくれる中、入った『きっちん なかとよや』の店内。4人がけの座敷3卓あり。

「座敷があるとは……!」
テーブルしかないと思っていた竜一、歓喜。

「『さくら』のときから、座敷あったっけ?」

綺麗な内装。
「改装されているのかな?昔の店舗の記憶がほとんどない。以前はどんなだったかな……」

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「きっちん なかとよや」のメニュー。

手書きの書体が素敵な『きっちん なかとよや』のメニュー。

選べない!

この局面竜一、長考。
「ヤバい!全部食べたい!」

そこで店のお姉さんに聞く。
「この中で、おすすめのメニューってありますか?」

すると笑顔で答えてくれるお姉さん。
「えーと、一応オムライスでやってます」

一品目は「オムライス」に決定。

さらに竜一、自分でもどうかと思う質問。
ハンバーグカツレツだったら、どっちがおすすめですか?」

だって俺、今回本当に決められないんだもん。

竜一の問いにお姉さんも長考。
「うーん…」と苦笑して、厨房にいるシェフに聞いてくれる。

その後……。
「カツレツは四万十ポークを使っていまして…」と言うお姉さん。

四万十ポーク!
20,000点加算。

「じゃあカツレツで!」すぐさま注文を決定した。

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「なかとよや」の窓際には、野鳥「ヤマガラ」のエサ場がある。

『なかとよや』の店先に伸びる道路、それに面した窓際の席に座っていた竜一、壁の張り紙を発見。

「ヤマガラのエサ場?」
どうやら窓際に置かれた、ヒマワリの種を食べに野鳥「ヤマガラ」が飛来してくる模様。

「ここにヤマガラが来るの?すごい……」
しかしヤマガラの気配はない。「いまは来そうにないな……」

大豊町大久保の、のどかな風景を眺めていると、料理が来る。

先に「サラダ」と「スープ」。

「オムライス」にはサラダとスープが付き、「カツレツ定食」にはスープのみが付く(カツレツ定食のサラダは、カツレツと共にワンプレートに搭載されている)。

そのとき嬉しい出来事が……。

「これ子供さんに……」

と、なんと……!
子供用のスープを出してくれた!

「ああっ!すいません!」恐縮する竜一。「ありがたいっ……!」

そんな中、主役現る。

これが「なかとよや」のおすすめ「オムライス」だ!

魅せる……!
完成された造形美……!

ソースは、ただのケチャップではない!

トマトの果肉ゴロゴロ入っている!

美味しい……!
「トマトの味が俺の駆け足のごとく、軽やかに駆け抜ける……!」

だが酸味は少なく甘い……!
トマト界の「あまおう」がここに誕生した……!

俺、酸っぱいケチャップライスが苦手なんだよ。でも『なかとよや』のオムライス、酸味がほとんどない!けれども酸味がまったくないわけではなく、わずかに残っている。それがうまい……!

『なかとよや』のおすすめ「オムライス」は、そんじょそこらのオムライスではなかった……!

「なかとよや」の「カツレツ定食」。

高知県西部特産の四万十ポークを使用しているという「カツレツ」。

豚の中の豚!そんな威厳が漂う!

カツレツの脇を固める「ポテトサラダ」は独立峰!

ポテサラ!山のごとし!

千切りキャベツも、山のごとし!

さあ!山の裾野に広がる「豚の池」で泳ごうぜ……!

「ああっ!これは泳ぎ甲斐がありそう……!」

豚の池に飛び込み、カツレツを一口食べると訪れる、天の使い……!

きたっ……!
ヤマガラ!きた……!

「うぇぇぇぇっ……!」

これには竜一!仰天……!
「こんな話あるっ!?すごくね?俺やっぱ持ってる……!」

こんな間近で、野鳥を見るのは初めてだ……!

大感動っ!
(ちょっと泣いた)。

やわらかく、脂ののった四万十ポーク。
「良いお肉は脂がうまい!」

大豊町、ほとんど徳島県に近い位置にある洋食店『きっちん なかとよや』。

わざわざそんな遠くまで昼飯を食べに……行くべきだ!

「きっちん なかとよや」の所在地、営業時間、定休日、駐車場

所在地/高知県長岡郡大豊町大久保139−4(地図
営業時間/11:00~15:00
定休日/火曜、水曜日
駐車場/有
一人行きやすさ/○ カウンター席なし。混雑時には中央の大テーブルに相席して座る形になるかもしれないけれど、空いているときなら行きやすそうなアットホームな雰囲気。
子連れ行きやすさ/○ 座敷あり。店のかたが子供に親切でありがたい。