牛すじ肉が入ったラーメン。高知では知寄町の『ラーメン・牛すじ どば』が真っ先に浮かぶが、高知市朝倉『ラーメンのほうれんそう』にも同様のラーメンがある。
それを知ったのは、前回の来店時。
(参考記事:高知!朝倉「ラーメンのほうれんそう」ホルモンラーメン!)
「きょうこそ食べる……!」
あの「すじネギラーメン」を……!
高知市朝倉「ラーメンのほうれんそう」で牛すじ肉が入ったラーメンを食べる。
(* 店舗画像は数年前に撮影したもの、かつ夜ですが、今回行ったのは昼間です)
午後2時が近かった。入口の戸をくぐって右側にある座敷に向かおうとしたが、座敷があるはずの空間はパーティーションでふさがれている。
「あら!座敷は使えない感じか……」
仕方なくテーブル席に座ろうとしていると、女将さん(?)が足早に出てきて座敷を開放してくれる。
「座敷どうぞ!」
「ああ、すいません……」
おそらくは昼どきを過ぎた時間、ゆえに座敷を閉鎖していたのだろう。
「わざわざ開けていただいて、なんだか申し訳ない……」
「ラーメンのほうれんそう」店内は座敷あり。子連れで行ける!
腰を下ろした座敷。
「相変わらず、デカいラーメンコショーだ……」
「ラーメンのほうれんそう」のメニュー。
ここで重大な事実が発覚する。
誠に勝手ながら、キムチラーメン、あぶりネギチャーシューメン、オムレツラーメンの販売を終了させていただきます。
そう壁の張り紙に書かれている。
ええっ!そんなぁ……!
ショックぅぅぅ……!
「俺いつか"オムレツラーメン"食べたいと思っていたのに!」
食べずに終わってしまった!オムレツラーメン!
いつまでもあると思うな、オムレツラーメン!
「えええぇぇ……マジか………」しばし打ちひしがれる。「食べたかったなぁ……」
気を取り直して歩む!『ほうれんそう』のラーメン道……!
「ほうれんそう」鶏の照り焼きセット(醤油ラーメン)。
「鶏の照り焼き」に「小ライス」、さらに「醤油」「味噌」「塩」「豚骨」の4種類から選べるラーメンで構成されるセットメニュー「鶏の照り焼きセット」(ライスは追加料金で「中」「大」も選択可能)。
選んだのは「醤油ラーメン」。
▲ 壁に張られた「醤油ラーメン」と思われるラーメンの画像。
それよりも明らかに、背脂の量が増されているように見える。
「やはり、様々な改良を重ねられているのかな……」
「鶏の照り焼き」がうまい件。
「なにこれ。かなり美味しい……」
タレがうまい……!
「甘すぎず、辛すぎず、絶妙なあんばい……!」
『ラーメンのほうれんそう』、『照り焼きのほうれんそう』でもブレイクする気配……!
「鶏の照り焼きだけで、ごはん2升はいける……!」
「ほうれんそう」すじネギラーメン・味噌(大盛)。
「鶏の照り焼きセット」同様、選べるラーメンの味は「味噌」を選択。
「『牛すじ煮込み』でも、味噌味、美味しいもんね」
すじネギラーメン、なのに牛すじ肉の姿は確認できない。
竜一、これがずっと前から食べたかった「すじネギラーメン」であることを忘れ、普通の味噌ラーメンの感覚で食べる。
うんまぁー!
「やっぱり『ほうれんそう』の味噌ラーメンは美味しいのね~」
って、ちがーう!
「俺は今回、すじネギラーメンが食べたくて『ほうれんそう』に来たんだった……!」
どこだ……!
どこですか!俺のすじは……!
探る器の中………!
あった!すじちゃん!
俺のすじちゃん!
一見、どこにあるのかと思われた牛すじ肉……!
「褐色の味噌スープの中に、大量に沈んでいた……!」
やったぁぁぁ……!
歓喜……!
至福の麺リフト……!
「牛すじ肉が大きい!嬉しくなるほど大きい!しかもいくつもの牛すじ肉がゴロゴロ入っている……!」
これを食べてみろ!
幸せが訪れるんだよ!
幸せはコウノトリが運んでくるものなのかもしれない。座布団は山田君が運んでくるものなのかもしれない。
ラーメンは「夢」を運んでくるんだよ!
ドリームズカムトゥルー!
『ラーメンのほうれんそう』で夢をかなえよう!
ほうれんそうの「すじネギラーメン」の中には、遙かなる未来が詰まっていた……。
「ラーメンのほうれんそう」の所在地、営業時間、定休日、駐車場
所在地/高知県高知市朝倉丙2129-7(地図)
営業時間/11:30~15:00(LO.14:30)、17:30~21:00(LO.20:30)
定休日/月曜日、火曜日の夜、ほか不定休あり
駐車場/有
一人行きやすさ/○ カウンター席ないが、行きやすい雰囲気。
子連れ行きやすさ/◎ 座敷あり。雰囲気的に居心地いい。