高知市の国道56号(土佐道路)を車で西進……。
駐車場がいつも満車でなかなか入れないカフェがある。
名を「さくらさく。」と言った。
"さくらさく"ではなく、「さくらさく。」
きっと"モーニング娘。"みたいに「。」が重要なんだ……。

甘味茶寮 さくらさく。
数年ぶりに訪れた「さくらさく。」
以前はここ「さくらさく。」で、南国市にあったカレーうどんの伝説的名店「さわだ製麺所」のものに酷似したカレーうどんが食べられたんだよな……。(*現在は提供されていません)
知る人ぞ知る話である……。
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甘味茶寮 さくらさく。伝説のカレーうどん
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甘味茶寮 さくらさく。メニュー
さあて、なににしようかな。
駐車場の空きも1台分だけだったが、店内の空席も1席のみで、なんとかそこに案内していただけた。
群雄割拠のお料理たち。
- モーニングメニュー
モーニングに「おさしみ定食」なんてのがある。
朝からお刺身なんて、ずいぶん豪勢だなぁ。
モーニングはまた今度として、とにかくいまランチに食べるものを選ばないと。
しかし魅力的な構成を前にして、簡単には選べない……。
……となると、お店の名を冠したメニューにいくのが定石か。
注文して待っていると、店員さんがなにかを持ってきてくれた。
さくらさく。名物のわらび餅

ランチの前に出されたわらび餅と煎茶
これは……なんだろう。
食べてみると……。
わらび餅!
ここ数年は口にする機会がなかったけれど、久しぶりに食べてみるとおいしい。
しかも「さくらさく。」のわらび餅、普通のわらび餅と違う気がする。
さくらさく。御弁当

重箱の上に、ごはんや汁椀がのっている
おおお……。
店員さんが運んできてくれたそれを見て、声が漏れた。
ライス・オン・ザ・お重。

重箱のフタには、桜柄が刻まれている。
さくら舞う、さくらさく。
フタのグッドデザイン賞だ……。

さくらさく御弁当(税込950円)
重箱を開けると、この状態。
フタを開けた瞬間から、熱狂せざるを得ない。
外観と、中身のギャップ。
そんな興奮。
おわかりいただけるだろうか。
お重にはおかずだけじゃない、感動が詰まってんだ。

重箱の感動を構成するおかずたち
お刺身も入っている。
カフェごはんを食べ歩いていると、どうしても似たものばかり口にするようになるが、そんな中でお刺身を入れてくれると、とても嬉しい。

マグロの刺身
いま、釣り上げる、
さくらさく。の大マグロ。

サラダとカボチャの煮物
シャッキシャキのサラダ。
ホックホクのカボチャ。
カボチャを食べていると、なんだか温かい気持ちになってくる。
もともとカボチャには体を温める作用があるのだが、カボチャは体だけでなく、心も温めてくれる野菜なのだ。
……なんてこともないけど。

鶏の唐揚げ
上品な器に入った、唐揚げさん。
食べると、中から旨味を含んだ肉汁があふれてくる……!

和えものなど
そろそろごはん、いっとこうか。
と、ここから事態は急展開を迎える。

右側の茶色い粉は、ふりかけ?
ご丁寧に、ふりかけまで用意されている。
- ふりかけ(?)をごはんにかけた

ふりかけ?ごはん
あれぇっ!?
か、カレーの味がする……。
これって……もしかして、ふりかけではない??
瞬時に、食の記憶が脳内を駆けめぐる。
これあれだ!
カレー塩だっ!
カレー塩をごはんにかける、なんて食べ方はあまりない。
いまさらだが、わかったのは……
カレー塩は、ごはんじゃない!
唐揚げにかけるんだ!
しかし、もう後の祭り。
でも、まぁいっか。
"カレー塩ごはん"もおいしいや。
ふりかけ代わりにカレー塩、おすすめです。

アッツアツの茶碗蒸し
茶碗蒸しは、裏切らない。
碗の中に、鶏肉やエビ、エノキなどが詰まっている。
それら食材からあふれた旨味が、出汁文化で育った日本人の気持ちを癒やしてくれるのだ。
さくらさく。は全メニューに、デザート付き

さくらさく。の甘味
店名に「甘味茶寮」と付くだけあり、全メニューに甘味(デザート)が付いている、さくらさく。
デザートは店内中央のショーケースから、セルフで1品自由に取ってくる方式。
甘いもので、また癒やされる……。
癒やしの甘味茶寮さくらさく。
相変わらず、コスパ高くて大満足。
人気があるのも納得のお店だな。
甘味茶寮 さくらさく。店舗情報
所在地 | 高知県高知市大原町109(地図) |
営業時間 | 8:30〜15:30(LO.15:00) *モーニング10:45まで |
定休日 | 火曜日(祝祭日の場合は営業、翌平日休み) |
駐車場 | 有 |
店内 | ■カウンター席/無 ■テーブル席/有 ■座敷/無 |
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