悪魔か……。
これまでに数百軒のうどん屋さんで、1,000玉以上のうどんを食べてきた。
お弁当屋さんやスーパー、コンビニで販売されるうどんもいろいろと食べてきた。
体重が激増するほど食べてきた……。
それでも「悪魔」と付くうどんはめずらしい。
うどんに「悪魔」は初めて見たなぁ。
前代未聞、
悪魔の焼うどん。
それにしても……
なにが「悪魔」なんだ?
ローソン 悪魔の焼うどんを、うどんブロガーが実食レポート
価格 | 399円(税込) |
カロリー | 673kcal |
発売2日目の1月17日、ローソンに行くと冷蔵ショーケースに「悪魔の焼うどん」が平積みにされていた。
話題の新刊みたいだ。
少なくとも15個は陳列されていたその中から、商品を包むラップにシワのないものを厳選した。
それはまさに書店で書籍を選ぶみたいな作業だった。
外観は普通。
コンビニ商品によくあるパッケージ。
しかし……。
見ている……。
黒き翼の悪魔が。
タヌキみたいな悪魔が、こちらに凶悪な視線を向けている……。
温めた悪魔の焼うどんを開封すると、モクモクと湯気が立ちのぼる
ラベルに書かれた通りに電子レンジで温めること、500W2分30秒。
ほっかほっかの悪魔が完成した。
すごい湯気だな……。
まるで温泉……。
焼うどん温泉だ……。
大量の青さ海苔入り天かすが、うどんと別の容器に入れられている。
すごい量の天かすだ。
青さ海苔入りの天かすは、讃岐や高知のうどん屋さんにも時々あって"磯辺揚げ"の流れで「磯辺天かす」なんて呼ばる。
それでも、これほどの量の天かすを入れたうどんを食べるのは初めてだ。
大量の天かすを焼うどんにかけると、どうなるのか……。
青さ海苔入り天かすを、焼うどんにかける
普通ではない、天かす量。
曲線を描きながらも、意思を持ったように強く伸びる麺線。
果たして天かすで埋め尽くしてよいものか。
しかし大量の天かすをかけてこその、悪魔の焼うどんだろう。
悪魔の焼うどん
多いな……。
明らかに多い……。
世界を埋め尽くす青さ海苔天かす。
磯辺天かす。
この状況をうどん界ではこう呼ぶんだ。
「磯ベッテル」
青さ海苔入り天かすを散りばめると、咲いた。
咲いた、咲いた、
天かすの花が満開だ。
ローソン 悪魔の焼うどんは、強烈な醤油味
強く香る醤油。
強烈な醤油味。
讃岐うどんの系統に、醤油を垂らして食べる「醤油うどん」があるが、それとはまた形式の違う醤油うどん。
とにかく醤油が強い。
からく感じるほどに醤油が強い。
ドギツイ醤油味だが、大量の青さ海苔天かすが食感のアクセントとなり、ワシワシ食べ続けられる。
しかしこうも醤油味がキツイと、なにか飲みたくなる。
この焼うどんにはビールだ。
冷たいビールが絶対に合う!
醤油味の焼うどんを、シュワッシュワに炭酸が効いたビールで流し込む。
想像するだけで溶けそうだ……。
ああ、ビールが欲しい。
ビールが欲しい……。
ビールが……欲しい……。
なんなら「白ごはん」という手もあるぞ。
アッツアツの焼うどんを、白ごはんにワンバウンドさせて食べる。
ああ、それ絶対……。
濃い焼うどんに白ごはんなんて、絶対に幸せにしてくれる。
当初はこんな濃い味の焼うどんを、果たして食べられるのだろうかと疑心暗鬼していたが……。
大量の青さ海苔入り天かすの、サクサクとした軽快な食感に引っ張られて、気がつけば完食。
悪魔の焼うどんだ……。
知らないあいだに、私全部食べちゃってる……。
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