幻の本手打ちうどん やまちっち ~後編~

2011.01.04

  1. TOP >
  2. 裏うどん >

幻の本手打ちうどん やまちっち ~後編~

2011.01.04

続き~!
前編はコチラっ・・・! → 『幻の本手打ちうどん やまちっち ~前編~』


山雀さんからうどんを頂けることになったあと。
ひとつ、気になることがあった。

「アタシ・・・キチンと会話が出来るかしら・・・!」

自分の人見知り。
会話能力の無さは、自分が一番よく知っている。

オフラインで、私と話したことがある人なら解るだろうけど、
私ほど会話が不自由な人は、なかなかいない。

頭の回転が遅いようで、すぐには言葉が出てこないのだ。

そんなことだから、今書いているこの記事だって、
去年の12月30日から6日間かけて書いている。

実際に会った山雀さんは、優しい人だった。

私のオチの無い話をキチンと聞いてくれて、
嬉しさで、涙が溢れて止まらなかった。

そして、優しい山雀さんは、
食べ切れないほど、たくさんのうどんをくれた。

「うわ!こんなに・・・!」

驚きを隠せず、
瞳孔が開きっぱなしになっている私に、

「余ったら冷凍しておけばいいから」

そう言って、麺の保存方法を教えてくれた。

だけど・・・結局・・・アタシ・・・。
その日と次の日の朝で・・・全部食べちゃった・・・。

本手打ちうどんやまちっち かけ

『かけ』

頂いた出汁を、薄めて作った。

本手打ちうどんやまちっち かけ 麺アップ

麺は水で締めずに、釜揚げ状態で。

こうしたことに深い意味は無く、
ただ一度体感してみたかったのだ。

麺と出汁が織り成す・・・!
『釜かけうどん』という名の・・・!
スペシャルハイブレンドをっ・・・!

本手打ちうどんやまちっち 釜玉うどん

『釜玉』

スーパーの惣菜コーナーで買ってきた『かき揚げ』を乗せた釜揚げ麺に、
卵を投下した時、私は脳内で叫びを上げた。

きたっ・・・!
コイツが俺の℃本命っ・・・!

釜玉は難しい。

何度か自宅で、市販の冷凍麺や生麺を使用して、
"釜玉もどき"(あつ玉?)を作ったことがあるのだけど、
自分でやると、卵を半熟にするのが、なかなか上手くいかない。

上手いやり方があるのかもしれないけれど、よく分からない。

そこで、考えた。

丼を、沸騰したお湯で予め温めておいて、
そこに釜(鍋)から抜いた麺を投入。

すかさず卵を割り入れて、かき混ぜる。

この工程を・・・マッハ・・・!
マッハでやればっ・・・!

良い具合に半熟になる・・・よね・・・?

そのあとは、音速。
竜一、速かった。
やったった。

本手打ちうどんやまちっち 釜玉うどん 2

オリャーっ!!

本手打ちうどんやまちっち 釜玉うどん かき混ぜ後

ぜぇ・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・。

やはり、プロがやるみたいに上手くは行かなかったけれど、
いつもよりは、固まった・・・!

本手打ちうどんやまちっち 釜玉うどん 麺アップ

頂いた出汁をそのままかけて食べる。

そうすると、卵と小麦、
互いに交じり合って主張し合う。

小麦。
卵。
小麦。
卵。
小麦。
卵。
小麦。
卵。
小麦。
卵。

交互に攻める・・・!
時間差攻撃っ・・・!

最後の一本をゴクリと飲み干し、
滑らかな喉越しを感じながら、
私は思ったのだった。

「山雀さん・・・。
なんでうどん屋さんじゃないんだろう・・・」

店の人に白い目で見られながら、
うどん画像を、撮っては食べて、食べては書いて。

「生姜の記事よりも、うどんの記事の方が力が入っているよね!」
そんな風にも言われてしまった一年。

『幻の本手打ちうどんやまちっち』は、
寒い季節に届いた温かな贈り物だった。

◆ 幻の本手打ちうどん やまちっち
営業時間/店主の気分
定休日/不明
営業形態/それが分からない
駐車場/東京ドーム26個分♪~(´ε` )

『幻の本手打ちうどん やまちっち』の場所はココ!

山雀さんありがとうございました!(TωT)