特段、何もない週末土曜日の朝だった。
気まぐれで、いまからどこか遠いところに出かけようか、迷う……。
— 竜一@高知グルメ&地域情報 (@Ryu_wld7) March 25, 2017
突然、迷い始めた竜一。
(参考:かぁーさーん!わたしは小豆島にいます!)
3分後には決心。
いまから小豆島行こうか!よし行こう! #思いつき
— 竜一@高知グルメ&地域情報 (@Ryu_wld7) March 25, 2017
「そうだ!小豆島いこう!」
『JR東海』もビックリの突発的行動。
気が付けば俺は……
四国の北!「高松港」にいた……!
高松港からフェリーで、小豆島に渡る。
「そんなにも簡単に、事が運んだりするものだろうか……」
内心、小豆島行きの計画は、どこかで頓挫すると思っていた竜一。
高松港内、切符売り場に入る。
「おそらく、いまから小豆島に行くのは無理だろう……」
窓口にいた、それっぽい男性に聞いてみる。
「すいません。小豆島に行きたいんですけど……」
予約していますか?予約がないと無理ですよ、そんな返答をされる思っていた。
がっ!
「はいはい。小豆島ですね。お車も乗せますか?」なんて、トントン拍子に話が進んでいく。
えっ!?こんな感じ?
「小豆島、ハードル低いな……!」
資本主義社会恐るべし!
竜一は、このとき心底思い知った……。
「いまの時代、カネさえあれば、どこへでも行けるんだよっ!」
地獄の沙汰もカネ次第。
「やはり信じられるものは、カネだけか……」
フェリーに車ごと乗り込む。
竜一のスタート順は3列目。
「まずまずの位置。1コーナーまでに何台抜かせられるかだ。何としてでも最速でフェリーにたどり着かなくては、優勝できない……」
などと、すっかり気分は、スタートを待つF1ドライバーだったが、あいにく係の人に誘導された順に乗り込む仕様だった。
フェリーの船内は洋風。
「カジノみたいな雰囲気……」
▼ ちゃんとスロットマシンも完備されている。
いまから所持金全額を賭けた勝負が始まるっ!
勝てば使い尽くせぬ、大金を手にできる……!
がっ!負ければこの船の地下で一生涯!強制労働……!
「どうする!やるかっ!ここで大一番!血さえ震えるような大勝負をっ……!」
(*やめておきました)
さすがは船!窓からは海が見える。
瀬戸内海である。
▼ 竜一さんがかわいい
ほらね。
船内では、「うどん」も売られている
船内の売店では、普通にうどんが販売されている。
船に乗っている最中も、うどんを食べていないと落ち着かない!それが香川県民……!
▼ 高知県民も、帰りのフェリーでは、暇つぶしにうどん食べたけどね
「普通のうどん!それがいいっ……!」
小豆島・草壁港、着。
慌ただしく降船。そのまま『オリーブ公園』へ。
道の駅 小豆島オリーブ公園。
お花が綺麗。
公園内の「オリーブ記念館」に入館。
いったいどういうわけだろう。
「魔法のほうき」が用意されていた。
魔女の宅急便……?
「魔女宅」といえば……
竜一さん。
竜一さんといえば……
キキ。
"キキコス"の第一人者である。
▼ 目の前には「ほうき」。
「俺には聞こえる…島の声が……。小豆島が俺に、キキをやれと言っている……!」
おもむろに、ほうきを手に取る竜一……。
▼ こんな感じ?
「なんか違うな…。最後にキキコスをしてから、3年のブランクが影響しているとしか思えない……」
がっ!そのとき!
▼ 竜一!飛んだ!
ブランクを跳ね返して、いま復活!
「これが俺の魔法だ……!」
めっちゃ飛んでるやん!
「ありがとう!小豆島!俺はたったいま!魔男としての感性を取り戻した……!」
『オリーブ公園』から宿までは、ほうきに乗って飛んで行った竜一。
土庄町の宿に到着
(「土庄」の読みは、「とのしょう」)
チェックイン2時間前に予約を入れた民宿。温かく出迎えてくれて、安堵。
「むしろこの宿に空室がなかったら、小豆島で野宿確定だった……」
ウェルカムお菓子に舌鼓。
その夜、この旅最大の試練が訪れる……。
小豆島、飲食店が激混み。
「週末」「春休み」、二つの要素が絡んだ影響もあるのか、夕食をとろうにも土庄町の飲食店は軒並み大混雑で……。
「すいません、席、空いてますか?」
「満席です」
「空いてますか?」
「無理です」
そんな感じで、5戦全敗。
土庄町は諦めて、フェリーに乗ってきた『草壁港』付近まで、車で30分かけて戻ってみたけれど、草壁港付近の飲食店にも空きはない。
おそらくは島内唯一のファミレス『ジョイフル』ですら満席。
夕食にありつけたのは、店を探し始めてから2時間後。
小魚を食べる。
酒を飲む。
「苦労したあとの、酒はうめぇ……!」
宿に帰って、また飲む。
おつまみは『セブンイレブン』で買った「じゃがビー」。
それにしても………。
「『セブンイレブン』があったり、『ジョイフル』があったり……。ホームセンター『ダイキ』もあれば、『ケーズデンキ』もある……」
小豆島!ほとんど東京だよ!
「田舎でまったり…なんて思っちゃいけねぇ……」
小豆島は、都会です。
酔って「じゃがビー」の画像を懸命に撮影していた竜一
▼ なぜか、ちゃんとカロリー表示まで撮影している。
グルメをメインに扱うブロガーの、ほとんど「職業病」といえる。
菓子の記事を書く場合、カロリー表示は重要である。それを竜一は酔っていても本能的に覚えているのだ……。
3本くらい食べて、寝た模様……。
小豆島!1日目!終了!
(* 2日目に続く………)