【中華料理】「万々飯店」高知市でデカ盛り「ラーメン」を食べる!

2018.03.02

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【中華料理】「万々飯店」高知市でデカ盛り「ラーメン」を食べる!

2018.03.02

「洗面器かと、見紛う大きさ」

そんなビッグサイズのドンブリに盛られたラーメンが食べられると聞いて、私は高知市にある『万々飯店(ままはんてん)』を訪れていた。

* この記事は2011年2月に書いたもののリライトです。

店先に達するも駐車場の位置がよくわからず、店の周囲の細い路地を3周回ほどした。

「どこだろう……」駐車場はどこかにあるはずだった。「お店に直接聞きに行ったほうが早そうだ」

一時的に車をどこかにとめようと、邪魔にならなさそうな空き地に停車させる。

そのとき、ふと目の前に立てられた看板に目をやった。

ハッとした。

看板にはこう書かれていた。

「万々飯店 P」

中華料理万々飯店の駐車場

中華料理 万々飯店の駐車場

万々飯店の駐車場は、店舗東側の『新屋敷』と書かれたバス停の奥にあった。

「なんだ……こんな近くにあったんだ……」

どこを見ていたんだろうと苦笑した。 時刻は午後2時が近い。

中華料理 万々飯店/ままはんてん(高知市)

中華料理万々飯店の外観

中華料理 万々飯店(ままはんてん)

入口の扉を開け、中に入る。

それほど広くはない店内。昼食どきを大きくすぎているのに、たくさんの人々でごった返している。

1卓だけ席が空いている。
「そちらへどうぞ」店の女性に言われる。

そこに腰を下ろして店内を見渡すと、老夫婦、若い男女、小さい子を連れた家族連れ……。

まさに老若男女問わず、様々な客が集っている。

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万々飯店のメニュー

卓上のメニューを手に取る。

  • 中華飯 720円
  • 天津飯 720円
  • 炒飯 720円
  • オムライス 870円
  • ラーメン 500円
  • 天津メン 720円
  • チャーシューメン 770円
  • チャンポン 720円
  • タンメン 720円
  • 五目ソバ 720円
  • 揚ゲソバ 770円
  • 冷メン(夏季のみ) 870円
  • ギョーザ 480円

ほかにもあるが、主なメニューはこの辺り。

忙しそうに働く若い男性の店員さんを呼び止めて、注文する。

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揚げソバ

中華料理万々飯店 揚ゲソバ

中華料理 万々飯店 揚ゲソバ

覚悟していたから、とくには驚かなかった。しかしあえて言いたい。

圧倒的!麺量っ……!!

その直径、ゆうに琵琶湖の3倍ほどある。

これが、並。

期待通りのボリュームに胸が高鳴り、心が躍る。

中華料理万々飯店 揚ゲソバの麺

揚げられた麺。フライ麺。

餡かけがかかっていない部分はサクサクとしているが、餡かけに覆われた部分はシンナリと水分を吸収していて、
その食感の差が面白い。

シッカリとした味だけど、しつこいほどの濃さではなくて食べやすく感じる。

そして……。

来たっ……!
噂の洗面器……!!

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チャーシューメン(大)

中華料理万々飯店 チャーシューメン(大)

中華料理 万々飯店 チャーシューメン(大)

レンゲの……
大きさが尋常じゃない……!!

(画像ではわかりづらいが……)

小さい子だったら、安心してお風呂がわりにできるビッグサイズ。

チャーシューは風呂敷みたいだ……!!

中華料理万々飯店 チャーシューメン 麺アップ

かために茹でられたストレート麺。

「うどんより細いな。当たり前か……」

ゴリゴリとした歯応え。

箸でつまんで持ち上げると、上から下へ、重力によって麺が垂れ下がるその姿は、誰が見ても「ラーメン界のナイアガラ」。

いつまでも見ていたい、大自然の美しさがここにある。

中華料理万々飯店 チャーシューメン スープアップ

滝壺に溜まったスープは、中間より若干薄めに振った濃度で、スーっと喉の奥に吸い込まれてゆく。

ラーメン屋さんのスープとは一線を画す、いかにも中華料理屋さんらしいスープの味。

だが、"どこか懐かしい中華そば"といった雰囲気ではない。

感じる……。
攻め手の気配……

「将棋でもドラクエでも守るだけじゃダメ!攻めなきゃダメっ!」

守りながらも……!
攻めて揺さぶらなきゃ……!

鉄壁の王座なんて取れやしねぇ……!

当初は見た目の攻撃力に圧倒され、食べ切れるか不安だった「洗面器サイズ」のチャーシューメン。

しかし、かつて人生最大級に逆流の危険を感じながらも、高知・佐川町の攻撃型手打ちうどん店とがの藤家『釜あげパスタ特盛』を完食した成功体験が、私の大きな自信となっていた。

黙々と食べ進め、麺は余裕。

難関だったのは、スープ。

2リットルほど入っていても不思議ではない、どう猛なる汁量。もちろんこれも飲み干さなくてはならない。

飲み干さない竜一は、竜一にあらず。
飲み干すことでしか、己を証明できない。

だから太るのだ。

おもむろにレンゲを脇に置き、巨大なドンブリを抱え上げた。

ズッシリと、両腕にかかるトン数。

こういうのは一気に飲むと逆流する。それを過去の経験から理解しているからこそ、スープが胃の底に落ちた感触を確認しながら、ゆっくりと飲んでゆく。

  1. 水を飲まない。
  2. 急いで食べない。
  3. スープは最後に飲む。

これはラーメンやうどんにおける、度重なるデカ盛りチャレンジで築き上げた……

完食へのプロセスだ……!!

中華料理万々飯店 チャーシューメン(大) 完食!

ついにあらわになった……!
万々飯店、滝壺の全貌っ……!!

そのとき私は気が付いた……。

「このドンブリ、ただのヘルメットではない……」

裏返せば、ヘルメット!

頭に被れる……!
余裕でフィット……!!

食べ終えて改めて感じるそのドンブリの偉大さに、私の心はムラムラと震えていた。

ギョーザ

中華料理万々飯店 ギョーザ

中華料理 万々飯店 ギョーザ

皮の薄さが特徴的な、万々飯店の「ギョーザ」。

さり気なく添えられたカイワレが、彩りのアクセントとなる。

「ラーメンのスープとギョーザが合う。だがそれにしても満腹だ……」

時刻は、オーダーストップの午後2時半を回っていた。

食べ終えた客は次々と店をあとにし、満員だった店内は徐々に静かになっていく。

私も食べ終えて席を立つ。大量のスープが腹の中で揺れている。

重い重い。お腹が重い。

お腹に琵琶湖が入っちゃった……。

万々飯店の所在地、営業時間、定休日、駐車場

  • 所在地/高知県高知市越前町2丁目15ー2(万々飯店の地図
  • 営業時間/11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~21:00(L.O.20:30)
  • 定休日/火曜日
  • 駐車場/有(店舗東側[裏手です])
  • ■カウンター席/有 ■テーブル席/有 ■座敷/有

▼ 万々飯店から車で10分の中華料理店。

参考:「桂飯店」高知・愛宕に移転した中華料理の人気店でランチ