地上300メートル。
日本一高いビル「あべのハルカス」。
多数の人が行き交う巨大ビルの隣に、小さなたこ焼き屋さんがある。
たこ焼きの名店として、有名な人気店「やまちゃん」本店。
あのミシュランガイドにも掲載されたお店。
やまちゃん本店(天王寺)でたこ焼きを食べる!
1月。真冬の夜。「あべのハルカス」からのビル風が吹いて、ものすごく寒いと聞いていた『やまちゃん本店』がある通り。
覚悟して行ったが、それほど寒くない。
「あんまり寒くなくてよかったなぁ……」
いつも行列ができているとも聞いたが、夜だということもあり空いている。
店先のメニューを眺める。
あべのたこ焼き「やまちゃん」本店のメニュー
- 8個/440円
- 10個/550円
- 16個/880円
さらに味付けが選べるようだ。
- ベスト(何もつけずにそのままで)
- ヤング(ソース・マヨネーズ)
- ヤングB(自家製醤油・マヨネーズ)
- レギュラー(ソース・青のり)
- 辛口(自家製醤油・青のり)
少し迷いながら「たこ焼き10個……」と注文すると「味付けは?」と聞かれる。
何もつけない「ベスト」も面白い。
が、しかし今年(2018年)で36歳、まだまだピチピチで肌が張り裂けそうな竜一。
「や、ヤングで……!」
高知でもお馴染みの「ソース&マヨネーズ」を選択した。
たこ焼き10個入り・ヤング(ソース&マヨネーズ)
冷めると台無しになるたこ焼き。
見ると、みんな店先の路上で立ち食いしている。
その人々に混じって私も食べる。
フタを開けた瞬間、寒い外気に白い湯気が立ち上る。
まさに蒸気機関車……!
雪景色の中をゆく、蒸気機関車……!!
たこ焼きに爪楊枝をさし、食べようとしたが、生地が裂けて爪楊枝は抜けてしまう。
「噂に聞いた薄皮。生地のやわらかさが尋常ではない……」
それでもなんとか口に持っていく。
熱っ……!
あつ!あつ!あつっ……!
想像よりも5段階くらい上をいく、熱さ……!
「おでんに入っている、餅巾着を食べたら思いのほか熱かった、それに通ずるものがある……」
この球体の中に……
こもってんだ……!
熱が、大阪の情熱がっ!!!
中はトロトロ。上質のトロマグロに近い。
「マグロだって食べたいよなぁ……」
たこ焼き……
食べたいよなぁっ……!!
風は吹いていないが、寒い。
おそらく外気温は4℃ほどだろう。
コートを着たお姉さんも、イカツイ風貌のお兄さんも、茶髪の女の子も、みんな口から湯気を吐き、丸いたこ焼きを食べている。
大阪の味を食べている。
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たこ焼き「やまちゃん本店」の所在地、営業時間、定休日、駐車場
所在地/大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-34(地図)
営業時間/11:00~23:00(日曜・祝日は22:30まで)
定休日/第3木曜日
駐車場/無(竜一は1時間600円、あべのハルカスの駐車場にとめました。たこ焼きより駐車場代が高かったです。汗)