【大阪】「鶴橋風月」お好み焼きの人気店おすすめメニューを食べる

2018.02.16

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【大阪】「鶴橋風月」お好み焼きの人気店おすすめメニューを食べる

2018.02.16

「いったいどこから入るんだ……?」
グーグルマップは大きな建物の中心に『鶴橋風月』があると示している。

『鶴橋風月』は高知県民の私でも知っているような、お好み焼きの本場・大阪における有名店だ。

そのとき私は大阪府だけで数十店舗が存在する『鶴橋風月』の、アリオ八尾店を探していた。

晩ごはんの時間帯。辺りは暗闇に包まれている。

『鶴橋風月 アリオ八尾店』が入っていると思われる建物の周りを、さっきから数周回しているが、入口がわからない。

「裏にも駐車場入口があるけれど、表にもある。両方入口か?それともどちらかが正解なのか……」

よくわからないまま、表の駐車場入口へと浸入。その先は地下へと続いている。

「地下駐車場……」
広い駐車場だが時間帯もあるのか車の台数は少なく、空いたところに車をとめる。

「最近、車上荒らしが多いから、車内に貴重品を置くな」との旨を記載した紙が、薄暗い地下駐車場の壁にいくつか張られている。監視カメラもたくさん付いている。

「物騒だなぁ……」
車に鍵をかけて、ショッピングモール「アリオ八尾」の入口を目指す。

『鶴橋風月』は、3階にあるようだ。

鶴橋風月アリオ八尾店(大阪・八尾市)

エレベーターで3階へ。

このごろエレベーター好きと化している、2歳の娘がハシャいでいる。

3階に着いた。
エレベーターから外に出て驚いた。

「賑わってる……」
そこに広がっていたのは複数の飲食店が入る、レストラン街。

なにより思っていたより、お客さんが多い。

地下駐車場の閑散とした光景を見て、失礼な話「大丈夫かなぁ」と不安になっていたが、まったく心配はなかった。

鶴橋風月アリオ八尾店の店内

鉄板とソファー席が並ぶ『鶴橋風月 アリオ八尾店』の店内も、たくさんお客さんで賑わっている。

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鶴橋風月アリオ八尾店のメニュー

鶴橋風月アリオ八尾店のメニュー

鶴橋風月アリオ八尾店のメニュー

初めての『鶴橋風月』。

「考えてみれば、お好み焼き屋さんに来ること自体が久しぶりだなぁ……」

高知はお好み焼き屋さんの店舗数自体が、それほど多くない。

鶴橋風月アリオ八尾店のメニュー

鶴橋風月アリオ八尾店のメニュー

お好み焼き、モダン焼き、そのほかに「焼きそば」もかなり推されている雰囲気。

鶴橋風月アリオ八尾店のメニュー

鶴橋風月アリオ八尾店のメニュー

1月。季節限定で「牡蠣」を使ったメニューも提供されている。

迷ったけれど、店の名を冠すお好み焼き「風月焼き」のモダン焼きと、季節限定の「海鮮塩バター焼きそば」を注文することにした。

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 風月焼き(モダン・ミックス) & 海鮮塩バター焼きそば

鶴橋風月のお好み焼き

ほどなくして、若い男性の店員さんがやってきた。

店員さんは、小さなボウルに入ったお好み焼きの生地を慣れた手つきで混ぜている。

「焼いてくれるタイプのお店か……」

入念に混ぜたあと、店員さんは目の前の鉄板に生地を流し込む。

その瞬間、歓声を上げる娘。

「すごぉーい!」

店員さんは、真剣なまなざしでお好み焼きを成形しながら聞いてくる。

「カツオ節のせても大丈夫ですかー?」
「大丈夫ですー」

鶴橋風月のお好み焼き

時間をおきながら、麺をのせてカツオ節を散らして、お好み焼きは徐々に「完成」への階段を上っていく。

鶴橋風月のお好み焼き
カツオ節が踊っている……。

私はお好み焼きを指差し、あえてわざとらしく言った。

「ほら!カツオ節が生きてる!」

歓声を上げた先ほどとは違い、娘はゆらぐカツオ節を無言で見つめている。

「ジュージュー焼けてるね」
娘に声をかけたが、相変わらず娘は固唾を呑んで見守っている。

海鮮塩バター焼きそばを焼く

鶴橋風月の焼きそば

お好み焼きが焼けるまでのあいだに、空いたもう半分の鉄板で「焼きそば」を焼く。

鶴橋風月の焼きそば

立ち上る湯気と共に、塩ダレの香りが漂ってくる。

鶴橋風月の焼きそば

鶴橋風月「海鮮塩バター焼きそば」

牡蠣がたくさん入った、風月の「海鮮塩バター焼きそば」は、お好み焼きが焼けるよりも先に完成した。

鶴橋風月の焼きそば

「太麺がおいしい!」
大粒の牡蠣。牡蠣好きにたまらないものがある。

お好み焼き「風月焼き」(モダン)の完成

鶴橋風月のお好み焼き

鶴橋風月のお好み焼き「風月焼き」(モダン)

焼きそばを食べているあいだに、「風月焼き」も完成した。

鶴橋風月のお好み焼き
分厚っ……!

お好み焼きの厚みは、風月の歴史の厚みか。

鶴橋風月のお好み焼き

皿に取ったお好み焼き。

「あっちっちだから、ふうふうして食べてね」

私がそう言うと、いつものように「ふうふう」と本当に息を吹きかけて、お好み焼きの熱を冷ます娘。

「あっちっち、ないなった?」と私に聞いてくる。

「もう食べても大丈夫だよ」と答える。

私はプラスチックでできた、子ども用の小さなスプーンにお好み焼きをのせる。

そのスプーンを受け取ると、娘は自分で口まで運んでいく。

お好み焼きをのせたスプーンが娘の口元まできた瞬間に、私は声をかけた。

あーん。

「おいちぃー!」
娘は満面の笑みを浮かべている。

鉄板を家族で囲む、大阪のソウルフードお好み焼き。

「まだあるよ。いっぱい食べてね」

そう言う私に、娘は首を傾けて何度もうなずく。

「ジュージュー焼けたねぇ」

「焼けたよぉ!」と私も微笑む。

大阪だけでも数十店舗が存在する『鶴橋風月』の鉄板を、これまでに何組の家族が囲んできただろう。

『鶴橋風月』のみならず、大阪に存在するお好み焼き屋さんの鉄板、ひいては日本中の鉄板をこれまでに何組の家族が囲んできただろう。

ひとつの料理の完成を、家族みんなで見守り、みんなで食べる。

大阪のソウルフードお好み焼きは、もはや日本のファミリーフードである。

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鶴橋風月アリオ八尾店の特徴まとめ

  • お好み焼きは、店員さんが焼いてくれる。
  • お好み焼きはモダン焼きにするとボリュームがあるため、1人0.8枚くらいで十分お腹が張る。
  • 座敷はないがソファーが広いため、鉄板にさえ注意すれば幼児連れでもわりと大丈夫。

鶴橋風月アリオ八尾店の所在地、営業時間、定休日、駐車場

  • 所在地/大阪府八尾市光町2-3 アリオ八尾3F(地図
  • 営業時間/11:00~23:00(L.O.22:00)
  • 定休日/無
  • 駐車場/有
  • ■カウンター席/無 ■テーブル席/有 ■座敷/無

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