県庁ランチに癒される
高知県庁にランチしに行く感覚は、なかなか持てないかもしれません。
けれども、いわゆる"老舗食堂"と呼ばれる、よい感じで年季が入ったノスタルジックな雰囲気のお店が好きなかたに、県庁の地下にある食堂はおすすめです。
高知市繁華街で老舗食堂といえば、真っ先に思い浮かぶのは、ひろめ市場西側の「丸吉食堂」ですが、高知県庁の食堂もなかなか素敵な空間が広がっています。
高知県庁 食堂の場所
高知県庁の場所は、〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1-2-20(地図)
近くの飲食店は、イタリア料理店「ノンナ」、2019年オープンのカフェ「蒼乃屋」、鍋焼きラーメン専門店「あきちゃん」があります。
高知の中核をなす、高知県庁。
外壁はコンクリートでできていて、だいぶ硬そうです。
ノスタルジック漂う店内。
高知県庁の正面玄関から入って、階段、あるいはエレベーターで地下1階に降りると、食堂は目の前に見つかるはずです。
令和の時代に昭和を感じる。
「なんと素敵なのだろう……」
高知県庁 食堂のメニュー(食券制)
高知県庁の食堂は食券制。
入口外に置かれた券売機で食券を購入して、中にいるお店のかたに渡すシステム。
(あとは空いた席に座って待っていれば、料理ができあがり次第、呼んでくれます)
メニューは、どれも500円前後の価格帯。
大きく分けると、定食、丼もの、麺類、で構成されています。
このほか、お店のかたに現金払いで注文する「日替わり弁当(税込430円)」もあります。※ 価格は2019年3月時点のものです。
日替わり弁当(税込430円)
フタを開ける緊張。
開けた瞬間に訪れる感動。
これが430円!
日替わり弁当
「ごはんモリモリ入れちゅうき!よう食べんかったら残してかまんきね!」と、食堂のおばちゃんが笑顔で渡してくれた、日替わり弁当。
高知県庁だけに、ごはんは高知県産米を使用しているとのこと。
白飯にはトンカツだ。
日替わり弁当、この日の主役を張るのは、トンカツとカレーコロッケ。
行楽に持っていきたい弁当がここにある。
「この日替わり弁当を、風呂敷に包んで小高い丘に登りたい」
そうだ、県庁裏の高知城いこう。
カツ丼(税込580円)
カツ丼
食堂のカツ丼。
大ぶりのトンカツを、とろっとろの卵が包む世界観。
味噌汁が、ありがたい。
心を癒す味噌汁はセルフサービスで、厨房と客席を仕切るカウンターに置かれている器を手に取り、自分で注ぐ方式。
味噌は日本の心だ。
熟成された大豆の癒しは胃の底まで届き、世界のすべてを包んでくれる。
重量級の幸せ。
ズッシリと大きなカツを金色の卵と共に頬張っておいて、味噌汁を飲み干す。
返却口に食器を返しにいくと、食堂のおばちゃんが「ありがとう!」と明るい口調で声をかけてくれた、その言葉に人の愛を感じる。
最後に愛はカツ。
※ ちなみにここで言う"カツ"は、トンカツの意である。
「気鋭のおしゃれカフェもよいけれど、こうした老舗食堂の雰囲気もまた魅力的で私は好きだなぁ……」
- ロックもいいけど、バラードもね
- ディズニーランドもいいけど、花やしきもね
そんな具合で、かたいうどんもよいけれど、やわらかいうどんもよいわけです。
うどんも飲食店も建造物も……
野に咲く花や、トンカツだって……
最終的に全部人間。
みんな違って、みんないい。
そういう政策を私は掲げています……! by竜一
2019年オープンの県庁前カフェ
高知県庁 食堂の店舗情報
店名 | 高知県庁食堂 |
所在地 | 〒780-8570 高知県高知市丸ノ内1-2-20(地図) |
営業時間 | 喫茶営業→ 7:30~15:30 モーニング→ 7:30~8:30 食堂(ランチタイム)→ 11:30~13:45 |
定休日 | 土/日/祝 |
駐車場 | 県庁の駐車場がありますが、食堂利用だけでは駐車料金割引が受けられないかもです。 |
店内 | ■カウンター席/無 ■テーブル席/有 ■座敷/無 |