令和2年1月8日、
うどん家むぎ、オープン!
2020年に入って初めての開店情報は、嬉しいうどんの新店。
本記事では、高知・南国市にオープンしたうどんの新店「うどん家 むぎ」をご紹介します。
うどん家 むぎの場所
うどん家むぎの場所
〒783-0061 高知県南国市植野153-9(地図)
新店オープンした「うどん家むぎ」の場所は、高知自動車道・南国インターチェンジの東、南国オフィスパークのすぐ北で、2019年9月29日をもって惜しまれつつも閉店された「うどん家ふう」の跡地です。
関連リンク:うどん家ふうの全記事一覧
近くには「讃岐うどん屋 久礼田店」や、生パスタのお店「はっとりくん」があります。
名店の魂、
受け継ぐ新店。
「うどん家むぎ」は、ただ単に「ふう」の跡地にお店を出したわけではなく、オープンにあたって先代の「ふう」から技術継承されているとのことで……
「ふう」のファンだったかたにぜひ訪れていただきたい、お母さんと娘さんが営む女性店主のお店です。
ふうを踏襲した
朱の外観。
さん然と輝く新屋号、
うどん家むぎ。
店内には、小上がりになった座敷に4人がけの席が4卓あり、子連れでも居心地のよい仕様になっています。
カウンター席やテーブル席もあり、一人でも友だち同士でも気軽に入店できます。
店舗に隣接する駐車場から、入口、店内までは下り坂になっていますが、バリアフリーです。
うどん家 むぎのメニュー
むぎのメニュー。
むぎのメニューは、
「ふう」とラインナップが似ていて、
価格設定も同じです。
- トッピングの活用法
トッピング活用法
▼ たとえば、こんな隠れメニューも作れます。
- 肉うどん+生卵=「肉玉うどん」
- 釜玉うどん+肉=「肉釜玉」
- ぶっかけうどん+きつね揚げ=「きつねぶっかけ」
- かけうどん+肉+きつね揚げ+わかめ+梅+天ぷら1品=「五目うどん」
おにぎり、
天ぷらはセルフ。
- ちくわ磯辺揚げ(80円)
- かき揚げ(80円)
- エビ天(150円)
- 唐揚げ串(3個刺し/150円)
※ 上記は一例で、2020年1月14日時点のものです。
おにぎりや天ぷら類は、セルフでお皿に取って、その場で店員さんに申告するシステムになっています。
私も天ぷらを3種類お皿に取って、「あっ、あっ」と小さく発声して店員さんにお見せしました。
あっ、あっ?
なに……?
カオナシ!?
千と千尋の神隠しの
「カオナシ!?」
カオナシ
ご来店です!
なんて小粋なツッコミを入れられても不思議はないくらいのキョドりっぷり。
しかし問題なく、"目センサー"にて一瞬でチェックしていただけました☆
セルフだから、
好みに合った
天ぷらうどんが作れる。
セルフだからこそ、苦手な食材が入ってこないわけで、自分の好きな食材のみを使用したオリジナルの天ぷらうどんが作れます。
たとえば、ちく天ばかりを10本のせた天ぷらうどんも、やろうと思えば可能なわけです。
肉うどん(650円)
肉うどん
ほっこり、肉うどん。
注目の麺は………
細い……!
細麺だ……!
技術継承されたという、先代の「ふう」を彷彿とさせる細麺。
温かい出汁に浸かっていても、
強めの弾力で受け止めて、
ドンッと噛む力を跳ね返す、
抵抗力!
麺をあえてやわらかくして、喉越しを重視していた「ふう」よりも、モグモグと"食べる感覚"強めで……
よい麺どす。
高知全域のうどん屋さんを始め、本場香川の讃岐うどん屋さん、愛媛のうどん屋さん、徳島のうどん屋さん、本州も諸々、
体重が増えるくらいうどんを食べ歩いている竜一が、謎の京都弁で言うんだから間違いない。
細麺で弾力強め。
いわゆる"細の豪"が好きなかたは、きっと気に入る麺。
ぶっかけうどん・冷(450円+大盛100円)
ぶっかけうどん(冷)
めでたい紅色。
エビ天色。
紅い具材と、
白いうどんで"紅白"。
白いうどんに、エビ天や梅干しなど紅い具材をのせて食べると、"縁起がよい"とされている。
新店オープンのお店では、
縁起を担いでエビ天をのせる。
そうして心の中で言う。
「開店おめでとうございます」
味わう、
温・冷の対比。
温かい麺・温かい出汁でいただく「肉うどん」と、冷たい麺・冷たい出汁でいただく「ぶっかけうどん」。
当然のことながら、冷たいほうが麺の弾力は上がるわけだが、温と冷それぞれに、それぞれのよさがある。
うどんは人間だ。
同じうどん屋さんのうどんでも、"温・冷・釜揚げ"、少なくとも3つの表情を持っている。
- 温かい麺の喉越し
- 冷たい麺の食べ応え
- 小麦の風味豊かな釜揚げ麺
一人の人間にいろいろな側面があるように、うどんにも多面性がある。
だから、
うどんは面白い。
むぎのうどん、
ピッカピカ。
麺の肌艶がよいのが一番の特長で、口当たりツルッツル。
夏のビールみたいに、
ゴクゴク飲める。
おいしいうどんは、
最終的に人間から、
一番搾りになる。
一番搾りはあるのかわからないけれど、瓶ビールは400円となかなか安く飲める「うどん家むぎ」。
高知・南国市のオフィスパーク北に、ドライブがてらに行きたい、新しいうどんのお店ができました。
編集後記
先代の「ふう」が閉店されてから、3か月あまりが経ちました。
「ふう」は、私がテレビ出演させていただいた際にも快く取材を引き受けてくれたりと、個人的にも思い入れのある、優しい店主夫妻が営む、人々に愛されたお店でした。
ここ数か月は、ふうの薄暗い店舗を目の当たりにして寂しさを覚えていただけに、そこにまた新しい光が灯ったことが嬉しいです。
「むぎ」の看板に「ふう」から受け継いだ"うどん家"の屋号がさん然と輝いているのを見たとき、このお店もまた人に愛されるお店になるんだろうなぁ、と思いました。
一時期は年間に1店あるかないか、というくらい新店オープンが少なくなっていた高知のうどん屋さんですが、2019年10月1日にオープンした「てとて」に続く「むぎ」の新規出店。
ほかにも、うどんの新店情報があり、2020年は数年ぶりに高知にうどん屋さんが複数店オープンする賑やかな年になりそうです。
むぎ近くのうどん屋さん
うどん家 むぎの店舗情報
店名 | うどん家 むぎ |
所在地 | 〒783-0061 高知県南国市植野153-9(地図) |
営業時間 | 11:00~15:00 |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | 有 |
店内 | ■カウンター席/有 ■テーブル席/有 ■座敷/有(4人がけ×4卓) |
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