香川県「全国年明けうどん大会2016inさぬき」開催レポート

2016.12.14

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香川県「全国年明けうどん大会2016inさぬき」開催レポート

2016.12.14

すごい人の数・・・!

すごいうどんの数・・・!

全国年明けうどん大会2016inさぬき

2016年12月10日~12月11日。讃岐うどんのメッカ、香川県高松市「サンメッセ香川」で行われたうどんの祭典に竜一、高知から参戦。

開催場となる『サンメッセ香川』大展示場入口には、クリスマスツリー。
そして開場前から押し寄せたうどん民たちの長蛇の列は、ツリーを挟むように、前売券を購入済みの人と、前売券未購入の人で二分割されている。

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年明けうどんとは

「年明けうどん」とは、紅い具材が入ったうどんのことで、要するにうどんの白と具材の紅で、紅白。それを年明けに食べれば縁起がよいとされているもののこと。(詳細はコチラのサイトで⇒「年明けうどん」)

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年明けうどん大会は「食券制」

前述したように、前売券を持っている人、持っていない人で、開場前は別々に並ぶことになる。

やはり前売券を購入している人よりも、購入していない人のほうが多い印象で、前売券を購入したほうが列も短いし、スムーズに入場できる。

前売券と食券の引き替えも、スタッフが多く運営が驚くほどシッカリしていて手際がよいため、自分の順番がくれば、ぼぼ秒速で交換してもらえる。

購入特典のオリジナルエコバッグもいただけるため、大激戦となる席取りのことを考えても、前売券は購入しておいたほうが、様々な点において得(残った食券の払い戻しも可能)。

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2016年大会、狙い目は左右の席だった

開場と同時に大展示場に流れ込む人々。

中央に配された席は、秒単位で埋まっていく。
幼児連れの竜一、完全に後手を踏む。

「しまった。もう席がない・・・」
ようやく取れた席は長机の中央。両側には、ずらりとほかのお客さん。これではゆったり座ることもできなければ、自由に行動することもできない。

子連れには最悪の席・・・!
「こ、これでも座れただけマシと思い、我慢するしかないか・・・」

「とりあえず何かうどんを買ってこよう・・・」
嫁と娘を残し、あらかじめ目星を付けていた「北海道純雪うどん」のブースに向かい、歩を進めたそのとき、驚愕の光景を目にする。

なんだこれ・・・!
空席だらけじゃないか・・・!

そこにあったのは、無数の空席・・・!
誰も座っていない、ガラ空きの席・・・!

「そうか…入口が中央にあるから、左右に配されたこの席は死角!多くの人が存在に気付いてさえいない・・・」

人々の盲点・・・!
千載一遇のブルーオーシャン・・・!

購入した「北海道純雪うどん」とチラシを空席に置き、人混みの中を小走りで嫁の元に戻る。
「あっち!あっちガラ空きや!誰も座ってない・・・!」

うどんの神よ!ありがとう・・・!

子連れには最悪、地獄のような席から・・・
竜一!カド位置、最良の席を手に入れる・・・!

「カドを取った!これでやっとまともに全国のうどんと戦える・・・!」
オセロでもイベントごとでも、カド位置は圧倒的有利・・・!

北海道純雪うどん 【北海道】(富士松製麺)

 

ホタテとタコ、選べた天ぷらは「タコ」を選択。
チラシの画像はホタテ天!説明書きにも「帆立の天ぷらで…」と書かれているのに、タコ天を選択する、ひねくれっぷり・・・!

「初手からこれは・・・」

かなりうまい・・・!
「出汁に深みがある!知床産の鮭節でとったという出汁が、強烈に美味しい・・・!」

タコ天も絶品・・・!
「直感的にタコが食べたいと思い、タコ天を選んだのは正解だったかもしれない。うどんとタコ天、ときどきあるが、それほど多く見かけない組み合わせ。しかしこの組み合わせ、黄金の配合!純然たる相性・・・!」

吉田うどん 【山梨県】(冨士山食堂)

 

その名を全国に轟かす極太うどん、吉田うどん。

太い・・・!
田舎の道に落ちている大根みたいに太い麺・・・!

肉は馬肉・・・!

「馬肉が入ったうどん・・・!」
数々のうどんを食べ歩いてきた竜一、だが馬肉入りのうどんは初めて。「食べると足が速くなりそうだ・・・」

最初に攻めてくるのは、大方の予想通り、極太麺。

麺をすするのではない、麺を食べている。
「吉田うどんならでは。嬉しくなる歯応え。ただ馬肉の臭みが出てしまっているのが残念・・・」

黒ごま坦々うどん 【香川県】(坂出第一高等学校)

 
*「坂出」の読みは「さかいで」

地元香川県、坂出第一高校の生徒が開発し、2014年の第1回大会「全国年明けうどん大会2014inさぬき」にて実施された「年明けうどんレシピコンテスト」最優秀グランプリ作品「肉巻きうどん」ではなく、この局面、竜一の注文は同時販売されていた「黒ごま坦々うどん」

尋常ではない、ひねくれ方・・・!

白い麺を覆う漆黒の世界・・・!

黒い!黒い・・・!
白い麺が黒ずむほどに黒い・・・!

「イカスミパスタを彷彿とさせる色合い!イカスミほど濃くはないが、ほとんど闇魔法!そんな次元・・・!」

「黒ごま坦々うどんいただきました!」
と高校生たちの威勢のよい声が響く中、34歳竜一。

「ああぁぁぁっ、すいません…!」
謝りながら、うどんを受け取った・・・!

名古屋 エビふりゃ~ きしめん【愛知県】(きしめん・でら・パスタ委員会)

エビフライ。いや・・・

「エビふりゃ~」がのった、それ・・・!

「なかなかの平打ち麺!幅が広い・・・」
って、うどんじゃない・・・!

きしめん・・・!
うどん大会だが、きしめん・・・!

「さすがは、きしめんの本場・名古屋!これは美味しいきしめん!きしめんのおかずに、うどん!うどんをおかずに、きしめんが食べられる!そんな雰囲気・・・!」

ガマゴリうどん 【愛知県】(蒲郡シティセールスプロジェクト「ガマゴリ・ら」)

麺が見えない、出汁の存在を確認できないほどに敷き詰められた具材。

「全国ご当地うどんサミット2013 in 東近江」、「全国まるごとうどんエキスポ2014 in 秋田・湯沢」の2冠を達成したうどん。

ガマゴリうどんの定義は・・・。

  1. アサリは原則として三河湾産のアサリを使用し、1人前に5個以上提供すること。ただし量が少ない場合は、その理由を伝えること。
  2. アサリは出汁をしっかり取り、殻付きのまま提供すること。
  3. 原則として醤油味とする。ただし創意工夫を認める。
  4. 蒲郡産の1品を使用していること。(ゴマ油、、練り物、ニギス、メヒカリ、ワカメなど)
  5. 具にはワカメを入れること。

とのこと。(出典元⇒「蒲郡商工会議所」)

三河湾産のアサリ!そしてワカメから出た海のエキスが詰まったうどん・・・!

磯の香りを漂わせて、蒲郡がやってくるっ・・・!

「この手の"磯攻撃"は四国のうどんに意外と少ない!蒲郡に行ってみたくなる味・・・!」

近江牛うどん 年明けバージョン 【滋賀県】(滋賀県製麺工業協同組合)

 

豪勢に和牛、それもブランド牛の「近江牛」を使用した1品。

「赤いのは何かと思えば、赤コンニャク・・・」
年明けうどんの定義を満たす具材・・・!

麺の上に鎮座する、近江牛は威圧的な存在感で食べる者を迎え撃つ・・・!

「こんな高級な牛を、うどんと共に食べられる幸せ・・・!」

感無量っ・・・!

要潤さん来場。伊勢エビうどん、正午を待たずして売切れ

食べ終えて帰る頃・・・。
ステージ上に、あの有名なうどん県副知事・要潤さん登場・・・!

スタイル良すぎ・・・!
何頭身だ!要潤っ・・・!

一般人との次元の違いを見せつけられて、会場をあとにする・・・。

大行列ができていた圧倒的1番人気、伊勢エビの半身が入った、香川県『うどんや 大空』の「伊勢エビうどん」は真っ先に完売。

スルースキルが高すぎて、意外と"伊勢エビ"に釣られなかった竜一。
「せっかく開場勝負を仕掛けたからには、食べておくべきだったかもしれないな・・・」

若干、後悔・・・!

最後にオヤジギャグ

会場となった『サンメッセ香川』を出ると、そこには気の利いた横断幕が・・・。

ありがとうどん、って・・・!

来場者1名につき、1枚もらえる用紙を手に、会場内でスタンプラリーをしてアンケートに答えると、空くじなしのガラポン抽選に挑戦できるイベントでは末等の「どん兵衛マグネット」を引き当てた竜一。

かわいい・・・!
嬉々として、娘の手を引き、会場をあとにした。

駐車場問題。途中から行っても大丈夫か

JR高松駅、ことでん瓦町駅、高松空港の3か所からシャトルバスも運行されていた「年明けうどん大会2016inさぬき」

だが駐車場が広く、臨時駐車場も用意されていたため、車で行っても止められないということはなかった。結論、車での来場が可能な人は車で行ったほうが話が早かった。

途中から行くと、座る席の確保は難しいが立食で構わないならば、駐車場に車をとめられないということもないし、問題はなさそうに見えた。

全国のご当地うどんが一同に集結する「全国年明けうどん大会2016 in さぬき」。おそらく開催されるであろう、2017年大会も・・・行こうどん・・・!

▼ 2017年も開催決定!
全国年明けうどん大会2017年inさぬき!香川県で開催されます。