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(*この記事は「金婚・鹿児島放浪記!」第3話です。前回の2話は↑のリンクから!1話から読む場合はコチラをクリック!⇒「1話から読む」)
『黎明館』で鹿児島の歴史を勉強した一行、宿へとチェックイン!一日目の宿は「繁華街にある温泉ホテル」と言ったところ・・・!
部屋からの景色・・・!
圧倒的!絶景っ・・・!
<驚くほど・・・いやぁ・・・素晴らしい眺めだ・・・!>
この宿には大した食事処がないため、夕飯を宿ではなく外で食べる必要がある!そこでオビ=ワンに声をかけるオカン・・・!
「ちょっと早いけど・・・もうご飯食べに行くかえ・・・!?」
この時、午後6時前・・・!
「あんまり、はよう食べたち、あとで腹が空かぁ・・・!」
そう言って、渋るオビ=ワン。
「ほいたら、もうちょっと時間が経ってから行こうかねぇ・・・」
部屋のテレビをつけたりして、くつろぐ一同・・・!
しかし!その5分後・・・!
オビ=ワン、一変・・・!
「おい!はようメシ食べに行かなぁ、遅うなるぞ・・・!」
5分前と同一人物が発したとは思えぬこの発言に、場の空気、一気に殺気立つ・・・!
「今さっき自分が、まだえいみたいなこと言うたやいかっ・・・!」
「そうよ!なに言いゆうの!おじいさんは・・・!」
「いよっいよっ!コロコロ変わるっ・・・!」
当然の如く、ほか3人から大変な非難を浴びたオビ=ワンは、ニタニタと笑みを浮かべていた・・・!
小雨、落ちる中!夕飯を食べるため、宿のすぐ側にある『天文館』という名の繁華街を目指した一行が辿り着いたのはガイドブックに書かれていた店・・・!
『熊襲亭』・・・!
「熊襲亭」と書いて「くまそてい」と読む模様の店・・・!
<そういえば、新幹線に乗っているあいだにも「川内」で「せんだい」と読む駅名があった!黎明館といい、鹿児島の人は難しい漢字や特殊な読み方が好きなのか・・・!>
このあと鹿児島県内を旅する中で、難しい漢字や特殊な読みかたがバシバシ出てくることを竜一!このときまだ知るよしもない・・・!
いざ『熊襲亭』に進入した一行・・・!
オカンが違和感に気づく・・・!
「あれっ?おじいさんは・・・?」
「あらっ?どこ行ったろう・・・」
オビ=ワンが居ない・・・!
探しに戻ると、オビ=ワンは入口のドア付近で棒立ちになっている・・・!
「どうしゆ!はよう入りや!おじいさん・・・!」
オバ=アに急かされるオビ=ワン!挙動不審・・・!
「おっ?ここかや!?入ってかまんがかやっ・・・!?」
「入るな、とは言わんと思うで!お店やきね・・・」
普段、外食など滅多にしないオビ=ワン!「他人の家に勝手に入ってはいけない」という感覚があるのかわからないが、このとき完全に「変なおじいさん」・・・!
着席して、見やるメニュー・・・!
ガイドブックに載っていただけあり、観光客を意識したメニュー構成の『熊襲亭』!コース料理もあり、それにするかと一同!議論・・・!
「コースにしたら迷わいでえいわ・・・」
オバ=アがそう言えば、オカンはこう言う・・・!
「1品ずつ注文したほうが、いろいろ食べれてえいやない?」
結局!オカン案で可決・・・!
みんなでシェアして、いっぱい食べよう・・・!
初手・・・!
鹿児島といえば、やはり焼酎!それも芋焼酎・・・!
元々、常日頃から焼酎をロックで晩酌している竜一・・・!
<当然この局面もロック・・・!>
ロックで勝負っ・・・!
「カツオの塩辛」と「黒豚味噌」・・・!(* 画像奥手が黒豚味噌・・・)
まずは「お通し」としてきた2品・・・!
<「カツオの塩辛」…高知で言うところの「酒盗」!高知県民に酒盗を出してくるとは!余程自信があるとしか思えない!黒豚味噌ってのは鹿児島ならでは・・・>
この「黒豚味噌」は鹿児島名物で、このあと行く先々で何度もお目にかかることとなる・・・!
「さつま地鶏のタタキ」・・・!
<カツオのタタキとか牛肉のタタキはあるけど、鶏のタタキはあんまり食べたことがない・・・>
<うぉぉぉぉぉ!うまい!生えてくる!羽がっ!背中にっ・・・!>
濃い赤色をしたのがレバーのようだが、オビ=ワンもオバ=アもオカンも嫌いなのか、あまり食べたがらない・・・!
そこで果物の柿以外、嫌いな食べ物が存在しない竜一!全部いただく・・・!
<クククッ!俺こそがレバー担当大臣っ・・・!>
次順!「刺身盛り合わせ」・・・!
これを「さつま醤油」でいただく・・・!
さつま醤油とはどういったものか尋ねると「通常の醤油よりも、甘口です」と教えてくれる店員さん・・・!
「名物・黒豚とんこつ」・・・!
<豚を骨ごと煮てある・・・!>
名の通りの鹿児島名物!「黒豚味噌」と同じく、これにも行く先々で出会うこととなるが、このとき竜一!まだ知らない・・!
続くのは「酒ずし」・・・!
<クソっ!クソっ!あと一歩遅かった!撮る前にオカンが混ぜやがったっ・・・!>
これも鹿児島名物の模様・・・!
店員さんによると「酢の代わりに酒を入れている」らしい・・・!
<本音を言うと、普段食べ慣れていない高知県人には少し違和感があるというか・・・どうしても「ちらし寿司」をイメージしてしまい、酢をかけたほうがいいんじゃないか、なんて身も蓋もないことを思ってしまう・・・>
「里芋の唐揚げ」・・・!
珍しい料理!衣の中身は里芋・・・!
「これ美味しいねぇ!今度家でやってみようか!けんど家でやってたち、こんなに美味しゅうに出来んろうかねぇ・・・!」と感銘を受けるオバ=ア・・・!(* 旅行から帰った数日後、実際にオバ=ア作で再現されました。その後は二度と作られていない…)
衣サクサク!中フワフワ・・・!
オバ=ア絶賛・・・!
<鹿児島のご当地グルメを網羅した『熊襲亭』は観光客向きの店だな・・・>
食べて飲んで、宿に帰った一行・・・!
竜一!宿に帰るなり・・・!
まさかのコンビニ弁当・・・!
<『熊襲亭』の帰りに調達してきたのさ!「いいちこ」と共に・・・!>
まだまだ飲み足らない!食べ足らない・・・!
さらに鹿児島名物「さつま揚げ」も購入済み・・・!
そしてオビ=ワンとサシで、よもやの・・・
「いいちこ」ストレート勝負っ・・・!
<俺と焼酎で勝負だなんて、相手を間違えたな!オビ=ワン!俺は毎日焼酎で晩酌して鍛えているんだ!負けるわけがない・・・!>
だがオビ=ワンも、よく焼酎で晩酌している!しかも焼酎は芋派の竜一と違い、オビ=ワンの愛飲は、麦焼酎「いいちこ」!まさにそれ・・・!
おもむろに「いいちこ」をストレートであおり始めるオビ=ワン!同じように飲んで言う竜一・・・!
「1杯の値段で言うたら、さっき飲んだ焼酎の何分の1やろね・・・」
オビ=ワンは宿の白い天井を見上げながら、言い放つ・・・!
「やっぱり"いいちこ"がえい!飲み慣れた焼酎がうまいよぉ・・・!」
このあとオビ=ワン!「お…俺もう眠たいき寝るわ・・・」と竜一が先に飲みやめて布団に入ったあとも、1人でブツブツ言いながら延々と飲み続け、仕舞いにオバ=アに「えぇ加減にしいや!おじいさん!」と叱られていた・・・!
(「金婚・鹿児島放浪記!」第3話・終。4話につづく・・・!)
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◆ 正調さつま料理 熊襲亭
(鹿児島県鹿児島市東千石町6-10)
営業時間/ 11:00〜14:30 (OS14:00)、17:00〜22:00 (OS21:30)
定休日/年末年始のみ(変更の場合有りとのことで、閉っていると困るかたは電話で問い合わせを)
駐車場/有(店舗隣に2台分。満車かどうかの確認も電話で問い合わせを…とのことです)さらに千石馬場通にある「三井のリパーク」ほか、有料駐車場に駐車した場合でも「食事をすると」一部駐車料金の割引がある模様。
お問い合わせ電話番号/099-222-6356