香川県綾歌郡綾川町の『はゆか』は、以前の記事に書いた、丸亀市の「手打ちうどん まえば(前場製麺所)」のすぐ近く、車で5分~6分といった位置にある。
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平成15年の開業。先述の「まえば」や、これも以前記事にした「穴吹製麺所」など、半世紀以上前から営業されているお店も多い香川県の中では、比較的新しいうどん屋さんといえる。
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本格手打うどんセルフ「はゆか」の店内
『はゆか』の店内は、カウンター席、テーブル席、それに座敷も数卓あって、子連れ可能。一人でも行きやすい構成になっている。
セルフ方式のお店だが、それほど難しいシステムでなく、戸惑うことはあまりないはずだ。
本格手打うどんセルフ「はゆか」のメニュー
▼ 『はゆか』の"主なメニュー"は以下の通り。
- かけうどん/220円
- ぶっかけうどん(濃い口・薄口から選択可能)/290円
- 生醤油うどん/250円
- 釜玉うどん/300円
- ざるうどん/290円
- カレーうどん/480円
▼ 追加料金で増量可能。
- 大(2玉)/100円増し
- 特大(3玉)/200円増し
▼ 麺や出汁の持ち帰りも可能。
- うどん(1玉)/80円
- 出汁(1人前)/80円
はゆか「かけうどん」
本来『はゆか』といえば「ぶっかけ」。お店のイチオシは「ぶっかけうどん」だが、このときは、あえて「ぶっかけを食べない、という選択」。
なぜかと言えば、このときうどん食べ歩きの6軒目で、かけ出汁で流し込まないと、うどんを食べきれる自信がなかったからだ。
しかし「はゆかといえば、ぶっかけだよね」と、『はゆか』で"ぶっかけ"しか食べないのは勿体ないと思えるくらい、透明度の高い澄んだかけ出汁は、イリコのパンチ力があっておいしい。
はゆか「釜玉うどん」
そして釜玉うどん!
釜玉うどんってのは不思議なもので、お腹が張っていても食べられる!
朝、食欲がないときに食べる「卵かけごはん」。あるいは白ごはんを茶碗に3杯食べたあとの「卵かけごはん」をイメージしていただけると、わかりやすいかもしれない。
「卵かけごはん」なら、際限なく食べられるはずだ。
「卵かけごはん」のうどん版といえる「釜玉うどん」だって、同じようにいくらでも食べられる。
思い出してみて欲しい。
友人宅にて、ごはんをご馳走になったあと「もうお腹一杯!」というときに、友達のお母さんが「デザートよ」と持ってきてくれた「釜玉うどん」なら別腹で食べられた。
そんな経験はないだろうか?
『はゆか』で特筆すべきは、カウンターに置いてある無料の薬味「青唐ちりめん」。青唐辛子とチリメンジャコの佃煮である。
これを少しうどんにのせて食べると、新しい感動に出会える。
そう!まるでディズニーランドに行ったみたいに!
考えてみれば『はゆか』は、ほとんどディズニーランドなのかもしれない。
おそらく「青唐ちりめん」はたくさんのせてしまうと辛くなってしまうから、遠慮気味に「あっ!すんません!」くらいに留めておくのが吉。
釜玉は、変に上品ぶらないで、上にのせた、生姜、ネギ、青唐ちりめんとともに、全体を豪快に混ぜていただく。
ネギや青唐ちりめんが、食感のアクセントになるから、どこを食べても彼らに出会えるようにちゃんと混ぜておいたほうが確実においしい。
全体を一丸にする。
チーム・釜玉!
カマタマーレ讃岐がここにある!
そう言っても過言ではない。* "カマタマーレ讃岐"は香川県を本拠地とする、Jリーグ加盟のサッカークラブ。
ネギ、生姜、青唐ちりめん!
薬味のスリートップが、"うどん"というピッチを駆ける!
ゴール……!
私の胃袋にゴォォォール!
『はゆか』が決勝点を決めたぁぁぁ!
私は負けましたぁぁぁ……!
そんな感じです。
本格手打うどんセルフ「はゆか」の所在地、営業時間、定休日、駐車場
所在地/香川県綾歌郡綾川町羽床下2222−5(地図)
営業時間/10:00~17:00(夕方まで営業されているため、讃岐うどん食べ歩きの際、夕方枠に組み込むとよいかもしれません)
定休日/月曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場/有
一人行きやすさ/○ カウンター席あり
子連れ行きやすさ/○ 座敷数卓あり