滋賀県のグルメといえば、なんだろう。
近江チャンポン……。
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それが真っ先に浮かんだが、あとは……。
そうだ……。
「近江牛」だ。
しかし近江牛をまともに食べようとすると、当たり前だが結構なお値段となる。
近江牛は、たとえばランチに気軽に食べられるものではない。
近江牛は高級！
国産牛は半端ない！
到底、庶民に手の届くものではない。
「近江牛が食べたいのは山々だけれど、この局面は貧相なものを食べておこうね」
2歳の娘にも、そう言い聞かせていた。
がっ……！
大津サービスエリア 上り線（滋賀県・大津市）
大津サービスエリア（上り）
訪れた、大津サービスエリア（上り）。
2階には一般的なサービスエリアのように、お土産もの屋さんやフードコートがあるが、私はとくに理由なく、フラフラと1階のレストランに入店した。
『近江牛 叡山』。
叡山と書いて（えいざん）と読むお店だ。
大津SA(上り) レストラン店内からは琵琶湖が一望できる！
2階のフードコートもそうだが、1階のレストラン『近江牛 叡山』からも、琵琶湖が一望できる！
しかし日頃の行いが悪いせいか、あいにく窓際の席は満席。
店内の中央付近にある、琵琶湖があまり見えないテーブル席に腰を下ろした。
「まあ、いい……」と私は言った。
花より団子！
琵琶湖より、メシ！
大津SAのレストラン「近江牛 叡山」のメニュー
大津SA上り レストラン叡山のメニュー
そのときお店が推していたのは「西イチグルメ決定戦」に出場しているという「生麩フライの近江牛そぼろ湯葉あんかけ丼」なる、琵琶湖の縦幅並みに長いメニュー名のドンブリ。
大津SA上り レストラン叡山のメニュー
近江牛のステーキもある。
「近江牛のステーキで、この値段は安い……」
セレブの私をもってすれば、自販機でジュースを買うようなもので、食べようと思えば食べられるのだが……。
「ああっ！きょうはステーキの気分じゃないんだよねぇっ……!!」
大津SA上り レストラン叡山のメニュー
「そば」や「うどん」もある。
大津SA上り レストラン叡山のメニュー
たしか入口のボードに、人気1位は「近江牛と近江地鶏のたまごとじ丼」で、2位が「近江牛肉うどん」だと記載されていた。
たまごとじ丼 or うどん！
「迷う……。20年くらい迷いそうな2択……」
農業界のうどん野郎としては、当然「近江牛肉うどん」に行くべき局面。
だが……。
- 近江牛と近江地鶏のたまごとじ丼（1,350円）
- 近江牛肉うどん（1,180円）
「ドンブリのほうが、どう見てもコスパ高くない……!?」
ドンブリなら、地鶏の卵で閉じられてんだぜっ!?
「農業界のうどん野郎の看板を下ろしてでも、ここはドンブリ！ドンブリにいくしかない！」
農業界のうどん野郎改め……
農業界のドンブリ野郎だ！
近江牛と近江地鶏のたまごとじ丼
大津SA上り レストラン叡山「近江牛と近江地鶏のたまごとじ丼」
きたぁっ……！
すごい！すごい！
トロットロの卵！
近江地鶏の卵で包まれた、近江牛！
近江と近江の合作！
最高傑作がここにある！
ありがたい味噌汁は……。
追加料金で「うどん」への変更が可能。
ドンブリにのった近江牛を、うどんの上に移動させることで、食べそびれた「近江牛肉うどん」のミニバージョンを作り上げる……！
そんな、涙ぐましい食べ方だってできる！
漬物をかじりながら向かう……！
近江牛と近江地鶏！
牛肉と卵……！
両者が築き上げた……
幸せの山っ……!!
肉がやわらかい！
「噛む必要がないほどにやわらかい……」
この肉、飲める……！
フワフワ……！
トロトロの卵と一緒に……
飲めるっ……!!
自販機から出てきた、ジュースみたいに飲める！
近江牛は、飲みものだ！
喰らうっ……！
肉っ！うまい……!!
これは2歳児が食べちゃいけない。
「ほら、おうどんおいしいよ……」
娘にうどんをすすめる父。
必至のうどん推し！
意外とごはんの量が少ないため、普通に食べていると上が余る。そのためいっぱい食べて大きくなりたいかたは、「大盛」での注文をおすすめします。
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大津SA「近江牛 叡山」の所在地、営業時間、定休日、駐車場
所在地／滋賀県大津市朝日が丘２丁目（地図）大津SA内
営業時間／10:00～21:30
定休日／無
駐車場／有
■カウンター席／無 ■テーブル席／有 ■座敷／？
