小豆島に行った帰り。
「香川県といえば…の、うどんが食べたい反面、フェリーや小豆島で長らく海を見る機会が多かったせいか、魚が食べたい気もする。新鮮な魚を使った……」
寿司とかよくね?
「『海鮮マリン』とか行ったことないし……」
香川の人気回転寿司店『海鮮マリン』。さぬき市志度にも店舗があるが、竜一が訪れたのは、綾歌郡宇多津町にある「浜街道店」。運営は「株式会社サーティファイブ」。
「『海鮮マリン』という名は前から知っていたんだ。名前がいいよね」
海鮮!マリン!
「海鮮!海!みたいな。海大好き!アイ・ラービュー・ウミ!!!って感じが出ている……」
素敵だと思う。
海鮮マリンの人気はすさまじい。
『海鮮マリン浜街道店』の道を挟んだ向かい側、わずか数十メートル先に回転寿司チェーン最大手、天下の『スシロー』がある立地。
なのに!
『海鮮マリン浜街道店』は大人気!
日曜の夜だったとはいえ、30分ほど待たせていただいて、やっと入店にできた。
海鮮マリンのメニュー。
海鮮マリンは、100円寿司ではない。
「それでいながら、100円寿司で全国的に成功を収めている『スシロー』と接近戦で張り合える。『スシロー』の強打に怯むどころか、むしろ打ち返していく。100円という価格にこだわらずともだ。『海鮮マリン』…これはかなり美味しいということか……」
食べる前から上がりまくる、『海鮮マリン』に対するハードル。
メニューには「海鮮マリン的寿司メニュー」と銘打たれている。
「軽い!何だか軽いメニューのノリも、人気の秘訣か……!」
子供向けメニューもある。
「子育て応援商品」と銘打たれている。
「寿司5つを選べて、デザートとオレンジジュースまで付いて、190円…!?」
子育て応援しすぎだろう!
「こどもにぎり」を実際に注文してみた。
絶対!シャリは米3粒みたいな、子供を舐めた極小寿司が出てくるに違いないとの予想に反して……!
なんと全部普通サイズ!
嬉しすぎて涙が出る。
「ありがとうごじぇえます。マリンさん……」
やがて涙は川となった。それがいまの「土器川」である。
注目はトロ。
「大とろ」が一皿1貫盛りで300円。「中とろ」が一皿2貫で480円。
トロは、是が非でもいっておきたい!
メニューはこれだけではなく、ほかにその日の「おすすめメニュー」が多数存在する。
海鮮マリンの注文方式は、タッチパネルではない。
口頭で伝えるか、紙に書いて店員さんに手渡すシステム。
「コミュ障にはつらい。自慢じゃないが……」
俺なんか、店員さんを呼ぶことすらできないぜっ……!
だが、何とか店員さんをテレパシーで呼び寄せて……。
海鮮マリンの美味しい寿司と酒。
初手は、生ビール♪
「ほう。『海鮮マリン』の"生"はサントリーモルツか……」
まあ、俺はビールだったら何でもいいけどね。
茶碗蒸し
生えび
生大とろサーモン
にぎりたまご
真鯛のカルパッチョ握り
「結構美味しい。創作寿司もなかなか……」
こはだ
「回転寿司で『こはだ』は珍しい気が。レア魚。これはいっとかないとっ……!」
ニシ貝ぬた握り
瀬戸内海特産の貝、ニシ貝。
「ニシっぽい味がする。香川のお寿司屋さんらしく、こういうのがあるところがいい……」
黒ミル貝
活〆はまち(大切り)
「大切りの名に恥じぬ大きさ。端っこを持って扇いだら、風圧すごそうだもんね……」
途中から、日本酒に切り替える。
「やっぱ寿司には日本酒だよな……」
寿司には日本酒が合うっ!
その後、酩酊。
寿司が回っているんだか、自分が回っているんだか、わからなくなっちゃったよ。
「海鮮マリン浜街道店」の所在地、営業時間、定休日、駐車場
所在地/香川県綾歌郡宇多津町浜五番丁59−8(地図)
営業時間/11:00~21:00
定休日/無
駐車場/有
一人行きやすさ/○ 回転寿司に一人で行ける人は行ける。
子連れ行きやすさ/○ ボックス席有り。