竜一
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いつもの南国店だよ!
「さきっちょ」は閉店されましたが、以下リンク先のお店でミルクラーメン食べられます▼ 同級生から『ミルクラーメン』の話を聞いて、 当時まだ中学生だった私は子供ながらに思った。 「なんじゃそりゃ」 白いミルクの中に麺が沈む光景を想像した。 「めっちゃ不味そうやな…」 しかし、それを食べた同級生は、 みんな口を揃えて「美味しかった」と絶賛する。 「この味を知らないなんて、人生の9割を損しているよ」 みたいな勢いで言うので、それならばと私も食べに行ってみた。 当時、追手筋でミルクラーメンを出していた、 『へそまが ...
ある店にカレーラーメンを食べに行こうとしていた。 カレーラーメンだ。 どこでも食べられるものではない。 私自身、店では食べたことすらない。 カップヌードルシリーズの、カレーヌードルならまだしもだ。 車のステアリングを握り、 目的の店を目指す道中もワクワクしていた。 「カレーラーメン食べたいなー♪」 赤信号で停車。 ふと、車内の時計を見た。 「あれ……」 私は言葉を失った。 「時間が……」 いったいどういうわけだろう。 「すでに午後2時が近付いている…!」 じつは3時くらいから別の予定があった。 目的の店に ...
私は一人で知らないうどん屋に入れるが、知らない飲み屋には入れない。 私は一人で知らないラーメン屋に入れるが、知らない飲み屋には入れない。 一人で街で飲むときは、いつも馴染みのBARにしか行かない。 知らない人だらけの空間で、知らない人と話すのがイヤなんだ。 だけど、放って置かれるのもイヤなんだ。 私は……………。 コミュ障……! 馴染みのBARが閉まると、もう行く店がなかった。まだ飲み足りなくても、行ける店がなかった。 一人で歩く深夜の飲み屋街。通りのスナックから漏れる、カラオケを歌うおじさんの声。楽しげ ...
ああっ………!それにしても食べたいっ…! うどんと同じ……!細くて長いもの……! "う"が付くもの………! うなぎが食べたいっ! がっ………!しかし…………! 酒も飲みたい………! うなぎも食べたい………!うなぎと一緒に酒も飲みたい………! いまの俺は……!塊っ………!! 欲の塊っ……!!! 『炭火焼 さんとう』(画像はうなぎのマネだよ!) 高知市杉井流の住宅街にその店はあった。 さあ行こう……!焼酎ロックで開幕だ……!! 店内満席。<危なかった……!予約していなかったら…おそらくは入れなかった…!> う ...
1年の食べ納めは、はなまるうどん! いまから釜玉フェアで、釜玉だけ麺量1.5倍! 思えば、2014年。食べ始めも、はなまるだった…! ↓ 来年は頑張って書きます(笑)
年の瀬。南国市。韓国料理の店『景福宮(きょんぼっくん)』 瓦でふいた立派な門をくぐる。 「ほぉ…相変わらず立派なお庭ですなぁ……」 東京ドーム2個分はあろうかという、その庭。むしろ庭園っ……! そのとき私。窓越しに発見した。 ヨンチョルさん…!! 景福宮の代表取締役でありながら、奥様に取り締まられている。 代表取り締まられ役だ、と噂のヨンチョルさんがそこにいた。 上半身が目立つピンク色していたので、すぐにわかった。 玄関から中に入る。瞬間、「おっ!久しぶりー!」と奥から飛び出てくる、店長のヒロシ氏。 飛び ...
「かけの小!」注文したそのとき、ちょうど麺が茹で上がる。 この局面…掴んだ…!遇機の『釜かけ』……! 水で締めていない麺が生み出す…!上品な餅感っ……!! たも屋………!「出汁のおかわりは自由」 それを知っていたからこそ……!俺はあえて『小』にした……! 今日は飲んでやる……!出汁を数十リッター………! 大量にっ………!! てなわけで………!当然おかわりしおおす…! 麺や薬味が載っているときと……!出汁の味がまた違って……一杯で二度楽しめる……! たも屋は………!二度楽しめるっ……!!
「おぉー寒い寒い!」駐車場に停めた車から降りると、上着を羽織った。 12月も下旬。はや2014年も終わろうとしている。 そんな中。降り立った高知市十津(とうづ)。 坂の下から見えた。 『三里うどん本舗』 「久しぶりだな……」店の戸を開けると中には先客多数。空席はわずか。 カウンター越し、注文する。 「か……かけを………」 外は極寒。『かけ』にするのは当然の選択だった。 空席に腰を下ろして待っていると、背後から話し声が聞こえてきた。 「生姜農家の……」 瞬間、私、感激。<覚えていてくれたんだ……!> じつは ...
来月末で閉店されるいう『ぎゅうせん』の、おでん。 飲んだ帰りに購入。 辛子たっぷりつけて食べた!
高級な軽自動車を駆り、高速道路を疾走する。「窪川に麺を食べに来る日が、まさか来るとはな…」 高知県中西部に位置する、四万十町窪川。 とくにこれといったうどん店がなく、"うどん不毛の地"と勝手に呼んでいるこの地にやってきた農業界のうどん野郎。 狙うは、うどん。 否。 白い麺は白い麺でも、うどんではないほう。 きしめんっ…!!! まさにこの日、始まろうとしていた。 未曾有の、窪川きしめんチャレンジが……! 「窪川に、きしめん屋があるのか」助手席に座るブランに訊いた。 「きしめん専門の店じゃなくて、きしめんを出 ...
次の調査対象が香南市野市町の『マルトクラーメン』だと黒ずくめの男から聞かされたとき、今回は私一人で行かせてくれと頼んだ。 マルトクラーメンと私。男と男のフェイスオフが始まろうとしていた。 初回が『チャーシューメン』……。二度目が『つけ麺』……。 三度目は………! 「すすす……すいません……油そばを……」謝罪するようにして注文。 のち、食べ方を勉強する。壁に貼られた紙で……! <なるほど………。最初に麺を掻き混ぜてから食べる。麺を食べおおしたあと、残り汁にご飯を投入> 生まれて初めて食べる、汁なしラーメン。 ...
ホルモンが好きすぎて……!マキシマム・ザ・ホルモンである私が好きなのは…!牛のホルモンだけではなかった……! 牛や豚のホルモンはいろんなところで食べられる…!でも、まぐろのホルモンが食べられるところは珍しい…! 時々食べたくなって行く。 ひろめ市場。まぐろ料理と寿司の店、『お城のいちばん船』『まぐろのホルモン煮』 これはもう……!羊っ………!! う………… メェーーー!!! お城のいちばん船。その『まぐろのホルモン煮』は、まぐろにあらず。 ひつじ。 羊だったのだ……! (完)
とっくに日付けも変わったというのに、夜の高知市繁華街は賑わっていた。 「酒臭い…」 店先で待っていたブランが言った。 「ふふん」と私は笑った。 初めて入るラーメン店、『ソライロ』 「油断するなよ、ブラン」 「うん、わかってる」 「初めての店というのは、どういう攻め手を見せるかわからないからな」 私がそう言うとブランは眉間に皺を寄せ、引き締まった表情をした。 「後の先(ごのせん)でしょ?」 「そうだ。後手に回って相手の出方を見て動きながらも、先を取るんだ」 二人でゴニョゴニョ言いながら、店に入った。 まずは ...
前々から巷で評判の缶詰タイカレー。 うーん………。
日中の高知市内をウロついていると、お腹が空いてきた。 時刻を確認すると午後2時を回っていた。 お腹が空くのも無理はなかった。 「どっか、ごはん食べに行こう」 と私は言った。「どこがいいかね?」 「うーん……」 ブランは悩んだ表情を浮かべた。「とにかく早くしないと、僕の姿が犬に戻っちゃうよ」 「そうだな…」 気が焦り始めたとき、見つけた。 トリコローレが…! 電車通りの向こう側に…! 私は微笑した。 「ブランよ、電車通りを跨いで行こうぜ」 人生初……! ラ・ヴィータランチ…! 「イタリアンの店?」 と訊きな ...
「ぐぇぇぇえええ…」 日付けも変わった深夜。高知市はりまや町にある『一両うどん』の前で、私とブランは待ち合わせていた。 「待ったか、ブラン」私が訊くとブランは苦々しい表情を浮かべた。 「だいぶ飲んだみたいだね」 酔っていることは自覚していたので、「ぐへへ」と笑って誤魔化した。 元々、犬であるブランが人間の姿でいられるのは、1日24時間の内の1時間まで。 それでは店で長時間酒を飲むのは不可能だったし、はなから彼は酒が飲めなかった。 シラフのブランと2人で店に入ると、店主が声をかけてくれた。なんと私が以前に来 ...
なんちゃらセットだよ!
「『どば』の『担々麺』を調査して来てくれ」 と黒ずくめの男から電話がかかってきたのは、コタツでみかんを食べていたときだった。 私は早速ブランと共に、知寄町にある『ラーメン・牛すじ処 どば』へ向かった。個人的にも『どば』を訪れるのは数年ぶりだ。 (このときは昼に行ったのに店舗画像は夜!…使いまわしだからだよ!) 午後2時が近かった。 だが店内にはまだたくさんの人がいた。 以前、来た頃より確実に客が増えている印象だ。 「担々麺、大盛で…」 私が注文すると、ブランは「同じものを」と言った。 もちろん彼は犬ではな ...
『(1)を読む』 店内は賑わっていたが、セルフレーンに列はできていなかった。来たタイミングが良かったようだ。 「『かけ』もいいけど、『釜玉』が食べたいんだよなー」私は頭上にあるメニューが書かれた木札を見ながら呟いた。 「組織からの指示は『かけ』だよ。『釜玉』はまた今度ね」と言ってブランは微笑んだ。丸い頬が犬の姿のときの面影を残している。 「ちょっと待ってくれ…」私は両手を広げて豪語した。 『釜玉』を食べたいのは、いつかまた今度じゃない…! 今日なんだっ………! 「組織の指示通りにやってもらわないと、100 ...
高知市神田の細い路地を、高級な軽自動車で突っ走っていた。 「そろそろ着くよ」私はアクセルをゴンゴン踏み込みながら、助手席に乗るブランに言った。 「こんなところに、うどん屋があるんだねぇ」そう言うブランは、なんだか楽しそうに見えた。 「はい、到着!」辿り着いた『セルフ さぬきや』の駐車場には、たくさんの車が停まっていた。 「じゃ、早く行って早く食べてこなきゃ」と言って、ブランは助手席のドアを開けた。 そのときには、ブランは若い男性の姿になっていた。今の彼は、誰が見ても人間だ。 「今回からブランも調査に同行さ ...
今なら………! イケるんじゃないか…! 『こってり』さえも……!! 数年ぶりの『天下一品』で、苦手だった『こってり』を、あっさりさせたラーメン、『こっさり』を攻略した私は、その翌日またしても天一を訪れていた。 <様々な経験を積んだ今なら……!> 勝てるっ……! いくぜっ……! こってりチャレンジ…!! 勢い込んで注文しようとした、そのときだった。 えっ・・・・!・・・・! なんだ・・・・・! こ りゃあ・・・・・! ZEPPIN…! 絶品ラーメン! こってりより………! むしろ………! こっちが食べたいっ ...
『前の話を読む』 ガチャガチャと戸を開ける。数年ぶりにくぐる『天下一品』、通称『天一』の暖簾だった(暖簾あったっけ?)。 中に入ると、店のお兄さんやお姉さんの威勢の良い声が響いた。声の大きさに、小心者の私はいささかビビッたが、必死に"偉そうさ"を装い、堂々とした態度で指定された席に腰を下ろした。 「こっさりの…」と私は注文した。「天津定食で」 『天津定食』とは、指定したラーメンに天津飯が付くという、炭水化物バンザイセットのことだ。 <大丈夫かな……>注文して待っているあいだ、私は不安に駆られていた。 「『 ...
『前の話を読む』 「まずは『やすきや』の『特製やすき』から行ってみようか」と、黒ずくめの男から電話がかかってきたのは、数日後のことだった。 わりと軽いノリに戸惑いながら、「『やすきや』を改めて調査する必要があるのか?」と訊くと、 「総帥は部類の麺好きだが、高知在住ではないので『やすきや』に行ったことがないのだ」と彼は言った。 かくして私は、高知のうどん屋の中でも屈指の有名店『麺処 やすきや』にやってきた。 ここは『肉入り醤油』が人気の店だが、組織が指定したメニューは、『特製やすき』『やすきや』の中で、最も ...