月別アーカイブ:2011年11月

うどん食堂 ちっ子亭 エピソード4/気鋭の勝負がけ

『エピソード1を読む』 『エピソード2を読む』 『エピソード3を読む』 唇にフンワリと触れる、大根おろし。シャキシャキとした食感で応える、青ネギ。 あとから入れた、生姜が、流れを変える役割を果たす。 丼内で強く主張する、奇、衒いし、麺。 正統派の、柔らかく入って固く返すアルデンテとは一線を画すけれど、固く入って、柔らかく通して、固く弾くアルデンテ。 これだ。これが私の"ツボ"をグイグイと押す。 「今までに味わった事が無い」 そんな、多くの者によって使い古された表現が、パズルの最後の1ピースを「カチリ」と押 ...

うどん食堂 ちっ子亭 エピソード3/アルデンテの独創

『エピソード1を読む』 『エピソード2を読む』 『エピソード4を読む』 BGMは、テレビから流れる音声。穏やかな空気漂う『ちっ子亭』の店内。 暫し待っていると、背の低いおばちゃんが、ニコニコと微笑みながら歩み寄ってきて、眼前にスッと盆を滑り込ませた。 『しょうゆ(大)』 ついに現れし純白の麺線に、息を呑む。 泣く子も黙る艶やかさ・・・!見とれるほどに美しい・・・! 新鮮な魚みたいに・・・!ピカピカピカピカ・・・! 輝いてやがるっ・・・!! 千差万別である客の好みへ対応するためか、別皿に盛られた「大根おろし ...

うどん食堂 ちっ子亭 エピソード2/電光石火のカウンター

『エピソード1を読む』 『エピソード3を読む』 『エピソード4を読む』 『うどん食堂 ちっ子亭』 「開店勝負だっ・・・!」とか、ほざきながら、10時30分の開店時間に、大幅に遅刻。 着いて、見やった携帯電話の液晶は、たしか11時10分ほどを示していた。 「遅くなってすみません・・・!」 農業界のうどん野郎なら、当然、言わなければならない陳謝の言葉さえも言えずに、澄ましきった表情で、入店。 初体験。 初めて踏み入る空間。初めて吸う、その空気。 半セルフ。 Nぎちゃんのブログのおかげで、先に注文するシステムだ ...

うどん食堂 ちっ子亭 エピソード1/三度目の正直

『エピソード2を読む』 『エピソード3を読む』 『エピソード4を読む』 まだブログには掲載していない回の、土佐市の有名店『中乃家』で、うどんを食べた帰りだった。 いつも、土佐市方面への行き帰りには、「荒倉トンネル」を抜けたり、「あじさい街道」を通ったりして、「春野町」を通過するルートをことごとく辿っているのだけれど、 中乃家を堪能して帰ろうとしていたこの時、なんとなく、いつもと違うルートを通って帰りたくなった。 いつもなら南下して、『黒潮うどん』がある大きな道路に出るところを、逆に北上。 北上して、帰れる ...

【閉店】Petite glace (プチ・グラス)

紆余曲折を経て行った『楓』で、重量級のアルデンテを確認した私は、高知市朝倉にあるショッピングモール、『フジグラン高知』に参上していた。 週末、土曜日とあって、駐車場は満員御礼。屋上に僅かに空いたスペースに車を停め、エスカレーターで降りる。 「ドキッ・・・ドキッ・・・!」 下の階へ降りるに従って、高鳴る胸の鼓動。 <うわぁっ・・・なんか緊張する・・・!> そして辿り着いた1階。 目指す・・・!フードコート・・・! <おおぅっ・・・めっちゃ人おる・・・!てゆーか・・・どこやっ・・・どの店がそうやっ・・・!・・ ...

本格手打 うどん処 楓 エピソード3/名手の実力

『エピソード1を読む』 『エピソード2を読む』 『楓おろし(大盛)』 一年半前と同じ選出。 素振りをしながら、暫し待って現れた"ソレ"は、一年半前と変わらず・・・いや、むしろ一年半前を凌ぐ美しさを魅せ放ち、『(天ぷらおろし)と(温玉肉おろし)の豪華コラボ』というメニューの表記通り、絢爛な様相を携える。 大盛2玉の麺上を・・・!覆い尽くすトッピング・・・! 天ぷら類・・・!7種・・・!牛肉・・・カイワレ・・・大根おろし・・・!ゴマ・・・生姜・・・! それに・・・楓おろしではお馴染みの・・・!青・・・白・・・ ...

本格手打 うどん処 楓 エピソード2/素振りは基本

『エピソード1を読む』 『エピソード3を読む』 土曜日の14時を過ぎる頃だった。常にピーク時を避ける、"竜一方式" 他店に行こうとしていた関係もあって、さらに時間が遅くなった。 入口で5~6人組の家族連れとすれ違う。 いきなり出くわした大人数に、酒の席以外では、とにかく静寂を好む私は、一抹の不安を覚えた。 だがしかし、中に入ると、カウンター席で中年ほどの男性が1人、白い麺を勢い良くすすっている後姿が見えるのみ。 <よしっ・・・よしよしよしっ・・・!テーブル席ガラ空き・・・座り放題っ・・・!勝てると解ってい ...

本格手打 うどん処 楓 エピソード1/逆境の変化球

『エピソード2を読む』 『エピソード3を読む』 "一杯のうどんを食べるということは、こんなにも大変なことなのか・・・!" 今夏以降、私はそれを思い知らされている。 あるうどん屋さんに出向いたら、臨時定休日。 また、あるうどん屋さんに夜に出向いたら、私が行った曜日だけ、夜営業なし。 さらに、理由は分からないが、ナゼか店が開いていない、謎の休業パターンなどなど・・・。 もはや、「竜一が来ると分かったら、暖簾を片付けているのではないか!」と思わざるを得ない状況下、新たに開店された穴場的うどん屋さんに出向いたら、 ...

手打ちうどん まるしん 肉の章 エピソード3/肉とワサビ

『エピソード1を読む』 『エピソード2を読む』 歩み寄って来た店主は、 底の深いドンブリが鎮座する盆を、 座っている私の前に置いた。 『肉ぶっかけ(大盛)』 <フフッ・・・! ずっとキミを待っていたよ・・・!> 20分前からね・・・! "竜一・・・この局面・・・! いつもの特盛を回避・・・! あえての大盛勝負・・・!" <俺は別に特盛専用機じゃねぇ・・・! 大盛でいい・・・そんな日もあるのさ・・・!> それに今回は・・・肉・・・! 肉は高級・・・! これは常識っ・・・! <肉ぶっかけ・・・! デフォで68 ...

手打ちうどん まるしん 肉の章 エピソード2/肉ぶっかけ単騎待ち

『エピソード1を読む』 『エピソード3を読む』 時刻は14時を過ぎようとしていた。 最近のまるしんは、12時から13時半ほどまで、 近くにある大学の学生を中心に、非常に混雑している。 店前に行列が出来ることも珍しくない。 元来のマイペース気質。 うどんは、のんびりと食べたい。 だから、"あえて"というか、 いつも通りの作戦で、お昼時の時間帯を避けた。 8月下旬、 大学が夏休み期間中だったこともあってか、 狙い通り、先客、ゼロ。 <よしっ・・・!よしよしよしっ・・・! これでこそ・・・昼前から押し寄せる空腹 ...

??? 肉の章 エピソード1/喰わせろ、肉!

『エピソード2を読む』 『エピソード3を読む』 「よう麺のことを書いちゅうけんど、 他のもんは食べにいかんかえ・・・?」 ブログを読んで下さっている方にお会いすると、よくそう聞かれる。 決まって、私は答える。 「どうせ外食するがやったら、 家では食べれんもんを食べたいがですよね・・・!」 「え・・・!? うどんは家でも食べれるやん・・・!」 「いや・・・でも・・・! ま・・・まぁ・・・!」 などと言いながら適当に笑って誤魔化して、 よくある質問に対する、私の"よくある答え"は終了するのだけれど、 この時、 ...

金ちゃん 肉うどん お月見エディション

お店では滅多に・・・というか、まず頼まない、『月見うどん』家では、たまにやる。 カップうどんで・・・。 『金ちゃん 肉うどん』 高知など、四国内では大変に有名だが、全国区では無いらしい、『徳島製粉』の製品である。 通常通り、麺の上に、粉末スープとかやくを入れておいて、その上に生卵を鎮座させ、更に、その生卵目掛けて、 グラグラに湧いた・・・!熱き湯をぶっかけるっ・・・! すると、5分後、奇跡が起きる・・・。 そのうどん・・・!、ただの月見うどんにあらず・・・。 「肉玉うどんの完成どぅあっ・・・!」 はふはふ ...

九州 筑豊ラーメン 山小屋 フジグラン野市店 エピソード3/変化球替玉

『エピソード1を読む』 『エピソード2を読む』 『塩とんこつ』は、山小屋の大抵のメニューで使われている麺よりも太い、 「太麺」で提供するのが"仕様"であるようなのだけれど、 自分の好みに起因する感想として、太麺はナニカが違った。 そこで、「細麺」で替玉をすることが可能かどうか、 超音波を理解する・・・むしろ『超音波担当』とも言える、若い男性店員さんに聞くと、 真剣な表情で、可能だと言うから、農民、即答。 「じ・・・じじじ・・・じゃあ・・・細麺でっ・・・!」 替玉を持ってくる店員さんが入れやすいように、自分 ...

九州 筑豊ラーメン 山小屋 フジグラン野市店 エピソード2/無限鎮座可能紅生姜

『エピソード1を読む』 『エピソード3を読む』 『九州 筑豊ラーメン 山小屋 フジグラン野市店』 もう何度も来た、豚骨ラーメンの店、『山小屋』 しかし、ブログを確認すると、前回に訪れてからは一年以上の間が空いていた。 <そんなに来てなかったんだ・・・!> 月日が流れるのはこんなにも早いものか。 流れた歳月の分だけ、自分も歳を取っているハズなのに、 流れた歳月の分だけ、成長出来ているとは到底思えない自分を鑑みて出る、溜め息。 一歩、店内に踏み入ると、 若い男性と女性の店員さんの、客を迎える声が響く。 前は、 ...

九州 筑豊ラーメン 山小屋 フジグラン野市店 エピソード1/新進の再来

『エピソード2を読む』 『エピソード3を読む』 私の中で、外食と言えば、うどん。 時間があれば、うどん。 隙さえあれば、うどん。 いくら食べても飽きない魔性の食べ物、 それが、「うどん」なのである。 しかし、ある日。 私は夢を見た。 夢の中で、うどんで全身をグルグル巻きにされている私。 巻き付いている、その白い麺をなんとか振り解き、自由を手に入れようとしたが、 敵わず、四苦八苦している最中に目が覚めた。 悪夢から現実世界に戻ってきた私の全身には、 うどんではなく、掛け布団が、ギュッと固く巻き付いていた。 ...

【閉店】手打ちうどん とがの藤家 秋の章・後編/ザブザブタイカレー

前編はコチラっ・・・!『手打ちうどん とがの藤家 秋の章・前編/感激の藤家ノート』※ 後編、若干、加筆修正しました。(11月3日18時50分) そのうどん・・・!ぶっかけにあらず・・・ひやかけでもない・・・! ザブザブにつきっ・・・! 『ザブザブ(特盛)』 コイツが藤家の秘蔵っ子・・・! 前回・・・釜あげパスタ特盛で死線を彷徨った竜一・・・!やめときゃぁいいのに・・・! また特盛っ・・・! <フフッ・・・!俺だって考えたさ・・・!もしかすると・・・今度こそ食べきれないかもしれねぇ・・・!とがの藤家の特盛は ...

【閉店】手打ちうどん とがの藤家 秋の章・前編/感激の藤家ノート

日々・・・猛烈に忙しい・・・!いわゆる激務の合間を縫って・・・! 中毒症状緩和のため・・・!精を出して・・・うどん屋に通う男がいた・・・!(※編集部注: 「精を出してうどん屋に通う合間を縫って・・・働いている・・・!」の誤りです) 人は彼のことをこう呼んだ・・・! 「農業界のうどん野郎」と・・・!! <いろいろ行った中には・・・!一度しか行っていないうどん屋さんも多いけれど・・・!行ったうどん屋さんの記憶は・・・!すべてが俺の脳にシッカリと刻まれている・・・!> 忘れやしないさ・・・! 愛する者と・・・! ...