初めての『文吉』で、初めてのうどんを食べた。初体験に触発されたのか、自分の身体の奥底から、魂の沸き立つ音が聞こえた。 店を出て、駐車場に停めた車のエンジンをかける。それよりも先に響かせていた。 私の魂、"うどんエンジン"が、甲高いエキゾーストノートを響かせていた。 <文吉で食べたうどんは大盛・・・つまりおそらくは2玉・・・!俺のデフォは3玉・・・逆算的にまだまだいける・・・あと1玉・・・それでも標準っ・・・!> 高級な軽自動車を、高知市南部から中心部へ走らせる。各所へ寄り道していると、時刻は16時になろう ...