竜一

高知生まれ高知在住 / グルメブログ歴15年以上 / これまでに数千軒を食べ歩き / 飲食店が好き / 飲食にたずさわる人が好き / 大好きなお店を知ってほしくて書いています。

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さぬき自家製麺 浜心うどん 肉うどん

ようやく家にたどり着いた。身体は冷え切っていた。 氷点下。雪化粧した大豊町の大杉駅で、震えながら1時間。その後に乗ったJR列車も、暖房はロクに効いていなかった。 部屋に入ると、エアコンを点け、布団の上に倒れ込んだ。眠った。 想像以上に体力を奪われていたのか、たくさんの時間が経過していた。身体は依然として冷たかった。 <温まらない…全然温まらない…> エアコンも布団も…俺を温められない…俺を温めることができるのは… うどんだけ…… 受け取った『肉うどん』その上に、ネギ、おろし生姜を自分でトッピング。 セルフ ...

とがの藤家のうどん ねばねばぶっかけ

【閉店】手打ちうどん「とがの藤家」標高8,000メートル級のうどんが炸裂

<ストレートでいくか…! いいや…あえて変化球勝負という手も…!> 小麦をぶっかけ出汁で洗うような、死闘が始まろうとしていた。 高岡郡佐川町。 『とがの藤家』 この斗賀野の地で… 俺を待ち構えていたのは… 山…!! 見たこともないほど…! 高くそびえる山だった…!! <かけ…ぶっかけ…醤油…釜揚げ…!どの系統の牌を切る…!?> ここで間違えると、初っ端から状況は一気に暗転。 当然、メニュー選びには慎重を期す。 <モチモチ食感の釜揚げは超危険牌…!前に釜揚げパスタを食べてわかってんだ…!あのとき…ラスト2割 ...

手打うどん田吾作 巨大エビ天ぷらうどん

6月―――。梅雨の真っ只中…俺が望んだもの…それは海老…大きな大きな海老だった…!

ぎゅうせん 牛丼(大盛)

明け方の『ぎゅうせん』いつもと同じで、飲んだあとのシメ。時間潰しを兼ねたシメの『ぎゅうせん』 食券制。入口を入ってスグの券売機で、食券を買う。 通常は麺類。だが、この日は違った。 "ぎゅうせんは本来…牛丼屋…! それなのに俺は……!ぎゅうせんの牛丼を食べたことがない…! だから…だから……!" 一度…食べてみたかった…!牛丼…ぎゅうせんの牛丼…!! 店長…!持ってきた牛丼…!ご飯が見えない…敷き詰められた肉…!肉……肉……肉………!! 圧倒的…!肉だらけっ…!! <お腹は空いてない…!なのに…魔が差して… ...

農家レストラン「まほろば畑」(道の駅南国 風良里)ランチバイキング

南国市。 『道の駅南国・風良里(ふらり)』 そこで毎週1回。火曜日のみ。 農家の女性グループが『農家レストラン・まほろば』なるものを開催していると聞いたのは、随分前。 火曜日に絶対開催されるわけではないため、公式サイトの営業日をご確認ください⇒ 【南国市/農家レストラン まほろば畑】 しかし「火曜日のみ」という条件が足かせとなって、なかなか行けず。 月日は流れ、12月17日。 <おっ…今日…火曜日じゃないか…!> 唐突に風良里のことを思い出し、フラリと出向いた。 <来たはいいが…まだあるのか…!?…券っ… ...

ぎゅうせん 月見うどん

24時間いつでも開いてる『ぎゅうせん』…! お酒を飲んだあとに行く…!行って食べる…!うどん…ラーメン…おでん……! 牛丼は…まだ食べたことがないっ…!!

本手打ち讃岐うどん さかえ 絶壁の醤油

<相変わらず…お客さん入ってるな…>壮絶な駐車場を争奪戦を、運よく一撃で制し、入店。 『本手打ち讃岐うどん さかえ』 中央にある、数人が相席して座る形の大きなテーブル席。腰を下ろす。 <牛すじ…美味しそう……>眼前に発見。おでんの牛すじ肉をムシャムシャ食べるオジサン。 オジサンの持つ串、絶景。竹串に肉が、竹串の限界まで刺さっている。 <あれ…1本100円…?>口の中にヨダレ、充満。<さささ…3本も取ってるし!> 私は『さかえ』で、おでんを食べたことが一度もない。『さかえ』のみならず、他のうどん屋でも食べた ...

【高知】新中国料理「彩華(さいか)」おいしいランチメニューを堪能!

何か一つのものが異常に食べたくなることがある。 <天津飯!天津飯!天津飯…!> このときは、それが『天津飯』だった。 <天津飯!天津飯!いますぐ食べないと…狂ってしまいそうだ…!> 真昼間の高知市中心部を走る。 高級な軽自動車で。 <でも…いったい何処に行けば天津飯が食べれるんだ…!> 脳内検索。"天津飯が食べれる店"。 たくさん浮かんだ。 <天津飯って…中華料理屋はもちろん…ラーメン屋にもよくあるよな…> いったい何処の店に入ればいいのだろう。 <わからない…俺にはわからない…!対象となる店があまりにも ...

草や スマガツオの章 後編/好きになってはいけない

『前編を読む』 MISSION : 『マスターに気付かれないように食べて帰る』 破綻。 失意に打ちひしがれ、ぼんやり窓の外を見やる。庭がある。門がある。門には草色の暖簾がかかっている。暖簾の向こう側を、自動車が往来している。 <どこからきて…どこに行くんだろう…みんな…>ぼんやり考えた。 窓際に植物あり。小さな鉢の縁に、小さな立て札。 『はまぼう』と書かれている。 <食べれるのかっ…この…はまぼう…!食べれるのか…!>『はまぼう』を食べようとしていると、背後から声。振り向いた。 マスター!!! カレーを手 ...

草や スマガツオの章 前編/気付かれてはいけない

生姜の収穫が終わったら、真っ先に行こうと決めていた。<マスターに…kusatuneさんに……逢いたいっ……!> 世界はそれを…「恋」という…。世界はそれを…「愛」とも呼ぶんだよ…。 『草や』 店先のボードで『本日の日替定食』を確認する。 <昼の草やといえば…やはりこのお得な定食…今日はカブにニンジン葉にズイキ…さらにメインはスマガツオ…!ヘルシー…誰が見ても体に良さそうなラインナップ…!> これが800円。 興奮した。<こうなったら…当然……!> 記念撮影だっ…!! 立派な門にかけられた草色の暖簾をくぐる ...

喫茶・座文 後編/迷宮

『前編を読む』 <この水…ただの水じゃない…わからないけど…ハーブか何かが入っている…!>水を飲みながら待つ。来る。現れた。 『タコライス』 店のお姉さんが置いていったのは、初めて食べる料理。<挽肉ご飯…!?>見たままの感想。率直な感想。 非常に細かく挽かれた肉。その上にザク切りにされたトマト。 スプーンですくい、食べる。<肉がフワッとしてる…!ナニカのソースも絡んでいる気配!> 初めて受ける攻撃。全体的によくわからない。だが、これだけは言える。 ☆ 美味しい ☆ ここで思い出す。 そういえば、メニューに ...

喫茶・座文 前編/風情

香美市土佐山田町、神母ノ木の商店街『風鈴横丁』を歩く。『神母ノ木』と書いて「いげのき」と読むことは、子供の頃から知っている。 <暴露すると…俺…子供の頃…ここ神母ノ木に住んでたんだ…!>(実話) 商店街の道幅は、車2台が何とかすれ違える程度。すぐ傍に一級河川・物部川があり、緑色した水を土佐湾へ向けて緩やかに流している。 <俺みたいに静かやのぉ…!>と私は思った。<そして俺みたいに風情がある…!> 近くの『高知工科大学』に通う学生だろうか。時折、自転車に乗った若者が走り去っていく。 その光景がまた一つの風景 ...

くろちゃん食堂 後編/猛獣も人間も恥ずかしがってゆきます

『前編を読む』 雰囲気に味のある『くろちゃん食堂』店内を観察しながら、猛獣イノシシの登場を待つ。 オバチャン、持ってきた。前菜。 『カツ丼』 猛獣イノシシの前にブタを喰らう。それは至極当然、普通の流れと言えた。 <いい具合に熱せられた玉子・・・!香る出汁が会長・・・タマランチン・・・!> 充満するヨダレを垂らさないように注意。いざ黄金色の海を箸で切り裂く。 現れる・・・食堂らしく奇を衒っていないトンカツ!白いご飯・・・!米っ!米っ!米ぇぇぇっ! <ニッポンの味っっっ・・・!>米とカツを口一杯に頬張れる幸せ ...

くろちゃん食堂 前編/猛獣ハンター

本当にいるのか・・・!この高知市中心部の街中に・・・! イノシシが! 生姜の収穫期を間近に控えた頃。コインパーキングに高級な軽自動車を停め、降り立った高知市の・・・圧倒的帯屋町。 <何処だ・・・イノシシはいったい何処に・・・!>いにしえの噂によると、イノシシはこの街の何処かにいるらしい。 「くんくん!」戌年の私は犬みたいにイノシシの香りを追い、柳町通りに達した。一軒の店を見つけた。 <きっとここだっ・・・!ここからイノシシの香りがプンプンする・・・!> いかにもイノシシがいそうな気配。雰囲気。私はその店に ...

4周年!草や感謝祭! 完結編/炸裂する幻の麺線

『前編を読む』 『後編を読む』 SCENE 7. 幻の山雀うどん 酒の良い香りを漂わせ!再び外へ・・・!帰る・・・!山雀さんのブース・・・! 目的は一つ・・・! 13時20分から13時30分まで提供される・・・!熊本県産と高知県産小麦を使った・・・20食限定・・・10分間限定の・・・! 限定うどん・・・! 手前が限定・幻の山雀うどん・・・!奥が通常・幻の山雀うどん・・・! 左が出汁を入れた限定・幻の山雀うどん・・・!右が通常・幻の山雀うどん・・・! 手前がトッピングを盛り付けた、限定・幻の山雀うどん!奥が ...

4周年!草や感謝祭! 後編/草やへ浸入

『前編を読む』 SCENE 3. 『草や』店内へ アルコール飲料を片手に、飲み歩きながら浸入した『草や』さんの店内。 帯屋町の『リゾートダイニング・スルラクセ』山本シェフ!発見!(お写真撮り忘れたので、以前スルラクセに自分が行ったときに撮影したものを使用しています・・・!汗) さらに!ブログ『ARU Bellyの徒然』のmakoさん!発見!(イベントに参加させていただくと毎回思うこと・・・竜一!料理の写真はバッチリ抑えてるけど、人物の写真をロクに撮ってない!グルメブロガー出身(笑)なので、人が写りこまない ...

4周年!草や感謝祭! 前編/スパイシートマトマスター

11月3日!文化の日に高知市鷹匠町『草や』さんで行われた毎年恒例・・・秋の「草や感謝祭」・・・! 生姜は3年連続で参加しているこのイベントに・・・!生姜王子(自分で言った!)・・・!初参加! <毎年11月は、毎日生姜の収穫をしていて絶対に行けないんだ・・・!だが今年は収穫時期を遅めにズラしていた・・・!それ加えて3日の天気予報は雨・・・!収穫は中止!本格的な収穫をまだ開始していなかったこともあり、溜まっている仕事もない!まさに千載一遇のチャンスだった・・・!> SCENE 1. ちさもんた。夫妻、ナイトク ...

4周年!草や感謝祭!今回も竜一生姜!便乗!

また今年も秋がやってきた。山には、食べれるか食べれないかわからないキノコが生え、自然薯も生えるこの季節。 あぁっ・・・それにしても・・・!自然薯が欲しいっ・・・!(自然薯の記事はコチラ!) って、なんのこっちゃ! 違うんですよ!違うんですよ!文体もいつもと違いますけど、違うんですよ! 秋といえば・・・!そうです!そうです・・・! 「秋の草や感謝祭!4周年だよ!全員集合!」 明日!11月3日!10時から15時まで! 先日、私も『夜・草や』を初体験してアンナコトやコンナコトになってしまった、高知市鷹匠町の『草 ...

ささ家うどん 土佐和牛すじ煮込みうどん & ざるすだち

<最後に会ったの、いつだっけ・・・>高級な軽自動車のステアリングを握りながら、私は感慨に耽っていた。 <アイツ・・・元気でやってるかな・・・>蒸し暑い夏の日だった。窓を開けると海の香りがした。泳ぎたいと思った。でもクラゲに刺されるからイヤだな、と思った。 (画像はオープン直後・・・1年以上前のものです) ささ家さん。 昨年の夏頃だったか・・・のオープン直後から来れていなかった高知市仁井田のその店に、私は魚のカレイのように、華麗に降り立った。 <いやはや・・・お変わりないようで・・・>私はそう言って、ささ家 ...

味工房じねん!高知・安田町でランチ「自然薯」の親子丼とうどん!

安田川を右手に見ながら、山間の県道12号線をズンズン北上。 このあと東洋町という遠方まで行かなければならないので、もちろん、かなりのズンズン具合だ。 高級な軽自動車のサイドミラーなんか、風圧で何度ももげそうになった。 車窓から見える景色は、山と川と田んぼばかりで、たまに民家がある程度。 <大丈夫かな・・・>不安に駆られた。<「味工房じねん」がありそうな雰囲気じゃないんだが!> コーナーを限界まで攻め、しばらく進む。 あった。 『味工房じねん』 以下は2013年10月の情報です。ご注意ください。 早速、入口 ...

はなまるうどん 高知インター日の出店の「かけ」は安い!ありがたい!

14時~17時頃、他の店は休憩時間に入っている。しかし小腹が空いた。そんな時間帯に、よく「おやつうどん」を食べに行く店。 『はなまるうどん高知インター日の出店』 105円の『かけうどん(小)』+ 105円の『レンコン天』 210円の『かけうどん(中)』+ 105円の『ちく天』 食べていると、小学校高学年か中学生ぐらいの子供たちの姿も、よく見かける。 早い!安い!セルフうどんの良さ、詰まりまくり。 ◆ はなまるうどん 高知インター日の出店(高知県高知市日の出町2-12)営業時間/11時~24時(日・祝は23 ...

ラーメン麺家 (サニーアクシス南国店内)

あの頃・・・俺は猛烈にカツ丼が食べたかった。カツ丼になってしまいたいほどに・・・。 ラーメン麺家。 『サニーアクシス南国店』の中にあるそこに、カツ丼とラーメンのセットがあると聞いてやってきた。 水。 空いていた席に腰を下ろし、水をゴクゴク飲む。冷たい。圧倒的清流。 メニューに「オススメ」と記載されていた、『あさりバターラーメン』と『カツ丼』のセットを注文した。 両者、現る。 漬物付き、ありがたい。 伸びない内に、ラーメンから食べる。 バター香る、スープ。広がる、アサリ出汁。 麺やぁーっ! と思ったのは、こ ...

夜の「草や」 後編/ゆるり草や時間

『前編を読む』 屋根を叩く音が、頭上から聴こえる。一旦は小降りになっていた雨が、また降ってきたようだった。 ゆっくりと流れる夜の『草や時間』雨音は『草や』の店内に流れるBGMを、アレンジするみたいに調和している。 <うへへ!引き締まってる・・・!>私はワインをゴクゴク飲んだ。ワインの味は締まっていたが、私の表情はドンドン緩んでいく。 <あんまり飲みすぎないようにしなきゃな!>自分に言い聞かせた。<俺、飲みすぎると頭おかしくなっちゃうから!> だが・・・。 止まらない。止められない。止められるわけがない。 ...

夜の「草や」 前編/初体験の夜

夜の高知市鷹匠町をテクテク歩く。<なんかドキドキする!>それは緊張していたのか、あるいは秋の夜長に恋の予感を感じていたのかもしれなかった。 <おお・・・見えてきた・・・>『春の草や感謝祭』以来、約半年ぶりの『草や』にして、初めての『夜・草や』だった。 『草や』さん。着っ! <おや!前からこの板あったかな・・・?>門先に木の板が貼られている。<木目が綺麗・・・!> 私は時が経つのも忘れて、その木の板をあらゆる角度から観察した。<いやぁ・・・イイッ・・・俺の中の木目愛好心が覚醒しそうだ・・・!>木には日本人の ...