#高知 南国市のバイパス沿いにラーメン蔵木が近日オープンする模様です pic.twitter.com/DcPB2ug8Gv
— 竜一/生姜農家の野望Online (@Ryu_wld7) 2018年12月29日
2018年末から注目していた「製麺処 蔵木南国店」が、2019年1月16日(水)ついにオープン。
高知市帯屋町の1号店、高知インター店、愛媛県松山市の松山店に続き、4店舗目の蔵木となる。
製麺処 蔵木南国店オープン当初は、時間をずらすのが混雑を避ける狙い目?

製麺処蔵木南国店
製麺処 蔵木南国店の場所
蔵木といえば、高知市帯屋町の店舗では行列ができるほどの人気店。
オープン当初は簡単に入店することなどできないだろう、と諦めていた。
しかしこれまでに出店されている蔵木の他店舗のパティーンからいくと、昼の営業時間は夕方16時までと長めに設定されている可能性が高い。
「平日の遅い時間帯ならば、待ち時間ゼロで入れるかもしれない……」
オープン3日目の1月18日金曜日、15時前に到着した「製麺処 蔵木南国店」。
「作戦が当たった……」
駐車場には空きがある。間違いなくこの状態なら待たずにラーメンが食べられる。
営業時間が 南国店だけ15時まで、なんてパティーンも懸念されたが大丈夫そう。暖簾(のれん)はまだ出ている。
遅めの時間まで引っ張ったおかげで、お腹はペコペコ。
しかし空腹だからこそ、蔵木のラーメンを胃袋の底から堪能できるはずだ。
敬礼しながら入ろう。
「初めまして、南国店さん……」
製麺処 蔵木南国店の店内は、カウンター席とテーブル席で構成される

製麺処 蔵木南国店のテーブル席
「赤から 高知南国店」が以前あったのと同じ店舗だが、中は改装されていて真新しい。
店内の中央に、向かい合わせになったカウンター席がある。
座敷はないけれど、テーブル席がベンチシートになっていて、幼児連れでもなんとか頑張れそうな仕様。
「店内一番奥の空間が塞がれている。赤から時代はここに座敷があったのかな?」
製麺処 蔵木南国店のメニュー
製麺処 蔵木のメニュー
なにを食べようか、2年くらい迷えそうだ……。
一品料理にある「ホルモン醤油煮込み」をアテにしながら、ビールなんか煽ったら最高だってわかってるけど、いまはできない……。
つけ麺を注文するのが蔵木では定石だけれど、メニューにある太麺の魚介豚骨ラーメンが気になる。
細麺の魚介豚骨ラーメンは帯屋町の店舗で食べたことがあるけれど、太麺仕様は食べたことがないんだよな。
それに"濃厚"と書かれた魚介豚骨と、中華そばを食べ比べると、どれほど濃度に違いがあるのか興味がある。
「すいません!中華そばの醤油と、特製濃厚魚介豚骨ラーメンを太麺で!」
あと………。
「焼飯の小!」
蔵木の中華そば(醤油)と特製濃厚魚介豚骨ラーメン(太麺)を食べ比べ
製麺処 蔵木南国店「蔵木の中華そば(しょうゆ)」

蔵木の中華そば(しょうゆ)670円
蔵木の中華そば(しょうゆ)
醤油の香りが、湯気と共に漂ってくる。
いい匂いの温泉みたいだ。
具材はシンプルに、白ネギ、水菜、低温ローストされたチャーシュー。
水菜の盛り付け方が帯屋町店と少し違うけど、ほかは同じ。
ときどき食べたくなるんだよなぁ……。
こういう、"ザ・ラーメン"ってラーメンを。
シンプルで奇をてらっていないように見えて……。
ガツン……!
鶏と醤油!ガツン!
パンチが強い、蔵木の中華そば。
ああ、クラクラする……。
南国の蔵木で、私クラクラしてる。
あっさりだけど、パンチが強い。
パンチが強いのに、あっさり。
私にも効いてくる……。
もうすでにクラックラのフラッフラだ……。
足が立たない。
椅子があってよかった。
「続いては………」
製麺処 蔵木南国店「特製濃厚魚介とんこつらーめん 太麺」

特製濃厚魚介とんこつらーめん 太麺/950円
特製濃厚魚介とんこつらーめん 太麺
丸いっ……!
ボールみたいな卵がのっている。
具材は中華そばとまったく同じ構成。"特製"にした分、ゴージャスになった。
食べるのが惜しくなるほど、美しく丸い煮卵。
太麺の存在感。
うどんまではいかない。
頼もしくなるような太麺だ。
- 口に含むと、期待通りの食べごたえ
しっかり噛まないと、太麺の弾力にアゴが押し戻されそう。
- スープは濃厚
「濃厚魚介豚骨」なんだから当たり前だけれど、スープが濃い。
少しドロッとした感じすらある。
濃い中に魚介豚骨の旨味が感じられる、濃いけどおいしいラーメンだ。
さらに、ここまで濃いと麺がスープに負けそうになるものだけれど、力強い太麺は濃厚なスープに負けていない。
- 低温ローストされたチャーシュー

蔵木のラーメンにのる、低温ローストされたチャーシュー
麺をすする合間にチャーシューをつまむ。
低温調理されている蔵木のチャーシューは、噛めば噛むほど肉の旨味を感じられる。
粗挽きの香辛料がまぶされているから、スパイシー。
口の中で、スパイスを帯びたチャーシューが爆発する。
スパークプラグだ。
機械のエンジンに点火するために必要な「スパークプラグ」の役割を、チャーシューが果たしている。
ああ、燃えている……。
いま私の体内が燃えている。
後半に赤ダレを投入すると、ラーメンが変化する

卓上に用意されている、赤ダレ

赤ダレは入れすぎ注意
蔵木の店内、卓上に用意されている「赤ダレ」を後半、ラーメンの中に投入する。
"ラーメンの中に投入する"と言っても、正確にはスープを入れたレンゲの中で赤ダレを溶かし、レンゲの中で麺を絡めて食べるのだ。
辛い……!
赤ダレを入れるとまた違ったラーメンに変化した。
味に、辛さが追加されて、旨辛になった。
一粒万倍日みたいだ。
やきめしは、小、中、大とある

やきめし(小)/350円
蔵木のやきめし
焼飯の味は濃いめで、しっかりとした味が感じられる。
あっさり味の「中華そば」に合うのはもちろん、「濃厚豚骨ラーメン」の濃い味にも負けない。
毅然とした態度の焼飯に、敬服。
これから社会に巣立つ若者たちに食べてもらいたい、焼飯だ。
卑屈なところがない。
我は焼飯だ、と名乗りながら主張できる、それが格好良い。
製麺処 蔵木の中華そば(醤油)と、濃厚魚介とんこつラーメンを食べ比べた結果


……って、そりゃそうか。
製麺処 蔵木南国店の店舗情報
所在地 | 高知県南国市篠原37-1(地図) |
営業時間 | 11:00〜16:00 17:30〜22:00 |
定休日 | 無 |
駐車場 | 有 |
店内 | ■カウンター席/有 ■テーブル席/有(4人がけ,6人がけ) ■座敷/無 |