竜一

高知生まれ高知在住 / グルメブログ歴15年以上 / これまでに数千軒を食べ歩き / 飲食店が好き / 飲食にたずさわる人が好き / 大好きなお店を知ってほしくて書いています。

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【高知】COFFEE&CAKE FAUST(ファウスト)カツサンドがおいしいカフェ

カツサンドになんて、ちっとも興味なかった。 けれども、カツサンドの呪縛は日増しに私を支配していった。 <カツサンド・・・カツサンド・・・! カツサンド・・・!カツサンド・・・!> 寝ても覚めても、頭の中からカツサンドのことが離れない。 自分の体が、徐々に足元からカツサンドになりつつある気さえしてくる。 <俺はカツサンド・・・! パンとパンで挟まれたカツサンド・・・!> どうしてこんなことになってしまったのか。 おそらく、きっとネットサーフィンをしているときに、 「ファウストのカツサンドが美味しい」という話 ...

春野総合運動公園

「春野総合運動公園」の芝生の上を歩くのは、まだ私が小学生だったころ、遠足で一度だけ来た、それ以来だった。 子供たちがキャッチャとハシャぐ声が聞こえる。 若い男女が、褐色の屋根の下で木製のベンチに座って、弁当を食べている。長髪の女性と小さな男の子が、芝生の上にシートを広げて、弁当を食べている。 とにかくみんな弁当を食べている、昼下がりの光景。 私は、広い公園内をいろいろと散策しようかと思ったけれど、やめた。暑いから。 一応、ブログを書いている者として、何枚か写真も撮っておくべきかとも思ったけれど、やめた。面 ...

さぬき 結 醤油バター & 冷しトマトぶっかけ

徳永英明の曲が流れていた。次から次へと流れていた。 たしか「レイニーブルー」も流れていたように思う。 『さぬき 結』(さぬき ゆい) 私も徳永英明は大好きだ。 うどんなんか注文せずに、いつまでもここで聴いていたい気持ちを抑えて、店のお姉さんを呼んだ。 「し・・・醤油バター3玉・・・!」 「結」の良いところは、こうやってうどんを"玉数"で注文できるところだ。 メニューに「大盛」や「大」・・・つまり"2玉"を指す表記はよくある中で、「特盛」や「特大」といった3玉を指す表記がある店は、案外少ない。 <足りないの ...

焼鳥 まろばし

「えぇぇっ・・・店が無い・・・!ココにあるハズやのに・・・!」 週末の夜。高知市の繁華街にある「55番街」そこで私はうろたえていた。 焼鳥屋が、見つからない。 iPhoneのナビアプリで確認すると、自分の位置を示す表示と、店の位置を示す表示が、ほとんど重なって見えた。 つまり、もうすでに私は、目指す店へ到着していることになっている。 通常ならば、眼前にドーン!と店が建っているハズのこの局面。 それなのに、店が無いのだ。 <おかしいじゃないか・・・!どうなっているんだこれは・・・!> 少し混乱しながら、辺り ...

つけ麺屋 ちっちょ 外観

【高知】つけ麺屋「ちっちょ」で食べる極旨「牛ホルモンのつけ麺」

有名なつけ麺屋がある。 高知の麺好きならば、誰でも知っているような店だ。 けれども、そこは高知市土佐道路。 この界隈には、いくつかのうどん屋さんが点在していて、しかも粒揃い。 麺好きとはいっても、元来うどん派である私は、 何年も行きたいと思いながらも、 周辺のうどん屋さんに吸い寄せられてしまって、行けていなかった。 有名なつけ麺屋は、名を「ちっちょ」といった。 『つけ麺屋 ちっちょ』 <数え切れないほど前を通って・・・行列ができているのを何度も見かけて・・・! どれほど旨いのだろうかと興味津々だったんだが ...

ささ家 うどん

<どれほど多いんだろう・・・!勝てるかな・・・あるいは・・・ソイツは俺を潰すのか・・・!> 2012、夏。にわかに熱くなってきた仁井田~三里界隈にできた、うどんの新店「ささ家」 先行したうどん好きの皆様の感想に共通していたのは、「量が多い」ということだった。 燃えていた。"重量級うどんハンター"の血が、燃えるようにグラグラと煮えたぎっていた。 <潰せっ・・・!俺を潰せっ・・・!> 並でも他店の大盛ぐらいある、とも聞いた。 <まるで山田の"さかえ"みたいだ・・・!しかもうどんの値段まで・・・さかえと同価格ら ...

おたくbar 高知ロワイヤル 後編/瞬間、コスプレ、重ねて

「前編を読む」 我々のテーブルに付いてくれたコスプレしたお姉さんは、「みさと」さんという方だった。 みさとさんは我々を見回して言った。「皆さんは、どういう繋がりなんですか・・・!?」 私は碇シンジのモノマネをして言った。「ブログです・・・僕たちはブログ繋がりですっ・・・!」 「え・・・!ブログってどういう・・・!」 そう言って可愛らしく微笑むみさとさんに、私は答えた。 「ぼぼぼ・・・僕・・・生姜農家でぇ・・・!」 私のその言葉に、みさとさんは表情を変えて両手で口元を押さえた。 「え・・・あの・・・!メイド ...

おたくbar 高知ロワイヤル 前編/決戦、高知ロワイヤル

週末の夜、私は高知市の繁華街にある焼鳥屋で、ネギマをシーシー言わせながら、焼酎をあおっていた。 6人掛けの小さなカウンター席に座った私と友人の両脇にいた、背広を着たサラリーマンたちも、ポツリポツリと帰り始めた。 そんな中、私はネギと鶏肉が一個ずつ刺さったままの串を、"最後のお楽しみ"として、皿の上に置いてメールを打った。 「あとで、あとでね、実は・・・コスプレバーに行こうとしています」 返信はスグだった。 「コスプレって 高知ロワイヤル?(笑)」 本日終了ムードのお母さんを、なんとか引きとめよう、いや、引 ...

三里うどん本舗 後編/噂のムニュンムニュン

「前編を読む」 駐車場から坂をテクテク。 少し歩いて入口へ達す。 外の車庫のようなところに、 大きな木のテーブルがひとつ「デン!」とある。 そして周りにいくつかの椅子が並べられていた。 <ここで食べることもできるのかな・・・!> 戸を開けて中へ入る。 左手に厨房があって、 私の気配に気が付いた店の人たちが一斉に振り向いて、笑顔で声をかけてくれる。 何を食べるかはネット情報を頼りに、 あらかじめ決めてきていたので、迷わずカウンター越しに注文。 「牛すじぶっかけ・・・大でっ・・・!」 注文を受けてくれたのは女 ...

三里うどん本舗 前編/ジェダイの勘

近年、稀に見る評判である。 高知で最も有名な裏うどんの麺師にして、 辛口のコメントが多いことで知られる"あの"山雀さんが絶賛したことに端を発し、 「なに!そんなに旨いのか!」と、高知のうどん好きの皆様が続々と出撃。 そして一戦交えた皆様は、 「本当だ!本当に美味しかった!」と、 やはり山雀さんと同じように、絶賛していた。 近年、稀に見る評判である。 少なくとも、ここ数年、 みんなの心をこれほどまでに沸かせた店は記憶に無い。 <これは・・・この店は・・・! 瞬く間に高知の有名店になってしまうのかもしれない・ ...

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ] ケムリ 後編/謎のアリャリャコリャリャ

『前編を読む』 果たしてお母さんは、私みたいなヘンテコな人間といて、今現在、楽しい気分でおられるのだろうかと疑心暗鬼しながらも、ひとつだけ、どうしても聞きたいことがあった。 謎の「アリャリャコリャリャ依存症」について、だ。 「お母さんのブログ、面白くって毎日読んでますけど、大阪時代の記事までは読んでないです」 たしか私はお母さんに、そんなことを言った。 言った気がするが・・・。 実はかなり読んでいた。 <全部ではない・・・間違いなく全部ではないが・・・本当はかなり読んでいる・・・!アリャリャコリャリャ依存 ...

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ] ケムリ 前編/お料理の紹介

「人と出逢うということは、こんなにも重要で大きなことなんだ」ここ数日、私はそれを強く実感している。 「職場の同僚たちと高知市内で飲んでいるから、あとで合流しないか」という数少ない友人の一人からの呼びかけに、どうしようかと私は迷っていた。 今から考えても、その迷いは無理もないと思える。 なぜならば、あとで合流しないか、と言われても、"あと"とは、きっと二次会も終わった"あと"のことで、おそらく随分と遅い時間になる。 それまで一滴たりとも酒を飲まずに、いられるか。 アタシはアナタの三次会要員じゃないのよ・・・ ...

手打ちうどん まるしん 薬味の妙味

ツルツルツルツル、身体に麺が滑らかに入ってくる。前に食べたときよりも喉越しが良いな、と感じた。 昼前の「まるしん」 混雑する12時台を避けたつもりだったけれど、すでに、たくさんのお客さんが入っていた。 <群雄割拠の客か・・・!> 思わず私はそう呟いたかもしれない。 やはり客層は基本的に「まるしん」名物の大学生群だが、背広を着た男性や、若い女性が二人で来ていたりもした。 馴染み深い「まるしん」のメニューは知り尽くしている。 私は一瞬メニューに目をやって確認してから、水を持ってきてくれた店の女性に注文した。 ...

機械うどん スーパー ぶっかけ冷しうどん

モグモグモグモグ・・・。 私は麺を"すする"ということが出来ない。だから箸で麺をつまんで口に運んでは、また箸で麺をつまんで口に運ぶ。 モグモグモグモグ・・・。 スーパーで見つけた「ぶっかけうどん」を食べている。 そのうどんのパッケージには、「北海道産小麦粉ホクシンを5割使用」と書かれていた。 <ホクシンって聞いたことがあるな・・・!> モグモグモグモグ・・・。 ようやくアルコールが干上がり切ったかという胃に、つめたく冷えた麺が、ツユを纏って落ちる。 モグモグモグモグ・・・。モグモグモグモグ・・・。 シンナ ...

手打ちうどん たも屋 南国店 夢幻のひやひや

<冷えてる・・・冷えてる・・・!> 私は、南国の「たも屋」で「ひやひや」を食べていた。食べている途中で、チマチマ食べるのも面倒くさくなってきた。 面倒くさいから、いっそ、浴びてしまおうと思った。浴びてしまったほうが早いように思えたし、男らしいとさえ思えたのだ。 私は、椅子からスッと立ち上がると、頭上に高々と器を掲げ、そのまま裏返した。 すると、当然のように襲い掛かってくる冷たい出汁や、うどんを頭から浴びて、私はズブ濡れになった。 右肩には白い麺が一本かかっていた。私は、それを左手で掴むと・・・!喰った。 ...

喜多方ラーメン坂内 小法師 六泉寺店

<肉が・・・肉が食べたい・・・!> 圧倒的タイムラグな5月のある夜、私は心中より沸きあがる肉への欲求に悶えていた。 <けど、肉って言ったって・・・!肉って言ったって・・・肉は高級・・・焼肉はダメっ・・・!ダメと言うよりも・・・ムリっ・・・ムリっ・・・!> そのとき、私の脳天を電流が駆け抜けた。 <そうだ・・・いい事を思いついた・・・!むしろ肉単体ではなく・・・アルデンテと共に肉を食べればいいんだ・・・!> たとえば、チャーシュー麺など・・・アルデンテと共に肉を注文した場合・・・!なぜか肉単体で食べるよりも ...

景福宮と1リットルの生ビール

<冷たいなぁ・・・ヒンヤリしてる・・・アスファルトって・・・気持ちいい・・・!> 日付けも変わった深夜の繁華街で、私は寝ていた。 路上で寝るなんて生まれて初めてだったけれど、蒸し暑い夏の夜においてのアスファルトの冷たい感触は、クーラーボックスに入れる保冷剤みたいで、最高に良かった。 「景福宮」までは列車で行った。 普段はネパールの奥地でモデル活動などをしながら暮らしているので、景福宮のスグ近くにある「土佐長岡駅」までの道のりは、なかなかに大変だった。 けれども、土佐長岡駅で列車を降りてからは、徒歩1分か2 ...

セルフうどん 麦笑(むぎわら) 釜バター・リベンジ

「釜バター・・・!」 「少しお時間がかかりますが・・・!出来たらお席までお持ちしますので・・・!」 「や・・・やっぱり醤油うどんで・・・!」 「ちょっと待っていただけたら釜バター出来ますけど・・・!」 「いや・・・醤油うどんで・・・!」 「数分だけ待っていただけたら釜バター出来ますけど・・・!」 前回、その店を訪ねた際、店主さんと私は、そんなやり取りをした。 店主さんは、どうしてか私に釜バターを食べさせたい雰囲気だった。けれども、私は一旦高ぶり始めた醤油への気持ちを止められなかった。 釜バターの出来上がり ...

セルフうどん さぬきや 後編/饒舌の釜玉

『前編を読む』 そろりと戸を開けた。 セルフ店だということは、 事前の調査でわかっている。 注文カウンターまで進むと、店主らしき男性がいた。 店主"らしき"男性というか、 この人が間違いなく店主さんだと言い切れる。 地元タウン情報誌、「ほっとこうち6月号」の企画で、"うどん特集"があり、 その際に「さぬきや」と共に、眼前の男性が写真つきで掲載されていたからだ。 私の前には作業着姿の男性が二人並んでいた。 「ぶっかけの大で・・・!」 「ぶっかけの大で・・・!」 直前の二人は共に、「ぶっかけの大」 廻ってきた ...

セルフうどん さぬきや 前編/満車の気配

「さぬきや」は唐突に私を襲ってきた。 朝起きて、雨だ。今日は休みだな。 そう思った数時間後には、私は車に乗って、 高知市神田の住宅街を目指していた。 <今すぐに・・・"さぬきや"に行かないと・・・! 行かないといけないんだ・・・!> これまでに何度か「さぬきや」の前までは、 "偵察"という名目で行ったことがあった。 しかし、それは、あくまで"偵察"なので、 店の中には一度も入ったことがなかった。 入りたいとは思わなかった。 中に入るには、なにか少し、なにか少し背中を押してくれるものがなかったのだ。 けれど ...

さぬき 岩蔵 移転オープン!

「クスクス・・・クスクス・・・!」 謎の声に誘われて、私は、高知市塩屋崎から桟橋通に移転した「さぬき岩蔵」に来ていた。 『さぬき 岩蔵』 <岩蔵のうどんを食べること自体、数年ぶりだな・・・> 広い駐車場、立派な店舗。以前の岩蔵とは雰囲気がまったく違っていたけれど、「さぬき岩蔵」と記して掲げられた店前の看板が、この店がたしかに岩蔵であることを主張していた。 移転してから約1ヶ月。夜19時前。そろそろ客足も落ち着いてきた頃かと思っていたが、目論見は甘かった。 木の褐色が印象的で小奇麗な店内には、たくさんのお客 ...

丸醤屋 イオンモール高知店

北は北海道から南は沖縄まで。日本最大・・・いや世界最大のセルフうどんチェーン、「丸亀製麺」を全国に展開する、「株式会社トリドール」 「丸亀製麺」のうどんは、通受けはそれほど良くないように思える。しかし、あれは間違いなく万人受けする。 その証拠が、全国603店(7月31日現在)という圧倒的な店舗数である。 わかる人にだけわかるうどん、ではなく、多くの人の舌と心を満足させることが出来なければ、この店舗数は無理だ。 そんなトリドールが運営している「ラーメン店」がある。「丸醤屋」という。 天下無双のセルフうどんチ ...

丸源ラーメン高知潮江店で人気の看板メニュー「肉そば」を食べる!

高知市潮江に、「丸源ラーメン」なるラーメン屋さんが出来た、 いや正確には、"出来るみたいだ"と聞いたのは、4月の上旬のことだった。 下旬になってその店はオープンした。 一度、行ってみたいと思った。 けれども、大混雑で行列も出来たりしているという話を聞いて、 行列に並ぶことが大嫌いである私は、行く気をなくした・・・。 それから3ヶ月が経った。 そろそろ空いてきているのではないか、 と考えて行ってみた。 <この機を待っていたのさ・・・! 荒波が落ち着くこのタイミングを・・・!> 『丸源ラーメン 高知潮江店』 ...

うどん源水 南国 後編/あんたまうどん

『前編を読む』 『うどん源水 南国』 チョンマゲおじさんに誘われるようにして、入口に達すと、そこには溶き卵がかけ出汁の中を漂う、美味しそうなうどんの写真が貼られていた。 <あんたまうどん・・・!> 新メニューだろうか。特に食べたいメニューがあるわけではなかったので、私はそのうどんを食べてみることにした。 店内に入って、カウンター越し、お姉さんに注文する。 「あんたまうどん・・・大で・・・!」 メニューに特大は無く、小、中、大の三択だったから、最大量である「大」にした。 このような変り種のうどんを注文する客 ...