竜一

高知生まれ高知在住 / グルメブログ歴15年以上 / これまでに数千軒を食べ歩き / 飲食店が好き / 飲食にたずさわる人が好き / 大好きなお店を知ってほしくて書いています。

■お問い合わせ
メールフォーム
■宣伝・タイアップ募集中
詳細こちらから
▼ 各種SNSで最新情報をお届け!フォローお気軽に

グッドタイムカフェ ゴーゴーカレー

【閉店】Good Time Cafe(グッドタイムカフェ)高知・南国市

八月末にひっそりと閉店した『うどん源水 南国』。その跡地で改装工事が行われていた。何になるんだろう。答えが出たのは数カ月後。 白と水色の看板に『Good Time Cafe』と書かれている。オープンしていることは、しばらく前から知っていた。ここまで来る車中で何度か口に出して言ってみたりした。 「ぐったぁーいむかふぇ」 "ぐっどたいむかふぇ"と日本語読みにしないのがポイントだ。 「ぐったぁーいむかふぇ」 たぶん五回くらい口にした。"おっぱっぴー"みたいなノリで何だか言いたくなる魔法の言葉、「ぐったぁーいむか ...

【閉店】川村ダイニング

*川村ダイニングは、その後に閉店されました。 『川村ダイニング』に行くのは二度目だった。初回はオープン当初(ブログ未掲載)。 当時は唐揚げ推しの店という印象が強かったのだけれど、近況『ビフめし』なるメニューが人気のようだ。 メディアで見かけたが、ごはんの上に何枚ものローストビーフが載り、中央に温泉卵が鎮座するその様は圧巻。京都の『八坂神社』にて「ただの寺やん(神社だけど)」と言い放った私をも唸らせる美しさがあった。 <ビフめし、ちょー食べてえー!> 意気揚々と乗り込んだ『川村ダイニング』 だがメニューを見 ...

我らサバ寿司戦隊!「サンシャインカルディア」

昔はアイツのことなんか気にならなかった。それなのに、いまではアイツなしでは生きていけない。私の中でアイツはどんどん大きな存在になっていった。 \ VIVA! サバ寿司 / 世界中のサバ寿司を食べ比べてみたいと思った。サバ寿司はわりとどこにでもある。高知なら。 南国市にある大きなスーパーマーケット、『サンシャインカルディア』。なにかの必殺技か、光属性の魔法みたいな名をしたのそこにもサバ寿司が売られていた。四切れ税込311円。 買って帰って晩酌のアテにすることにした。 持ち運びに便利な軽量パッケージ。『ゆず入 ...

廓中ふるさと館!高知/安芸市で「かき揚げちりめん丼」が食べられる店

高知県東部の安芸市で名物の ちりめん丼 が食べられるお店「廊中ふるさと館」を地元高知のグルメブロガー竜一がご紹介。メニューについても詳しく解説しています。

安芸市「寺尾鮮魚店」 サバ寿司

「安芸へいて、サバの寿司をこうてこないかん」 生姜の収穫中に酒飲みのおじさんが話していた有名な魚屋が安芸市にある。 安芸市営球場前の交差点を右に曲がり、国道五十五号線を一本南側の通りに入る。しばらく東に進むと見えてきた。右側に黄色いテント。その前に人だかりができている。 「すごいね、この店」目を丸くした。 道路を往来する人々。見ると、店先の道路を挟んだ向かい側に駐車場があった。十台ほどが停められそうな駐車場はほぼ満車。一台分だけ空いていたのは幸運。 駆ける。小雨の中。 高知県屈指の人気鮮魚店、『寺尾鮮魚店 ...

中華そば 平八

高知市大津、『中華そば平八』(※店舗画像は退店後に撮影しています) 裏手に回り込んで車を停めた。裏口がある。中に入れそうだ、ここからも。 小上がりに座って眺めるメニュー。『PM2:00オーダーストップ』とある。時刻を確認。まさに午後二時ちょうど。しかしギリギリセーフ。大丈夫。そんな雰囲気。 店名には『中華そば』と付いている。しかし聞いた話では豚骨ラーメンが美味しいらしい。そこで『とんこつ』を注文。 クリーム色のスープ。ネギが載り、キクラゲが載り、紅生姜が載る。脇にチャーシューと煮卵。 しっかりした弾力、ゴ ...

一汁三菜食堂 帯屋町店 カレーうどん

高知市の『帯屋町チェントロ』に来ていた。うどんを食べるためだ。一階の『金高堂書店』には入ったことがあるが、二階に上がるのは初めて。 エレベーターのドアが開くと長い通路が伸びていた。外のアーケード街の喧騒とは裏腹に静まり返っている。どこにあるんだろう。不安に駆られながら、てくてく歩いた。 すると通路の一番奥にあった。『一汁三菜食堂』と書かれた自動ドア。高知に数店舗ある、セルフスタイルの食堂だ。 中に入ると、左側に長いセルフレーンが伸びていた。通路といい、セルフレーンといい、チェントロはなんでも長い。長過ぎて ...

高知の老舗ラーメン「自由軒」大津店「塩ラーメン」

最近のラーメンが好きだ。"昔ながらの中華そば"といった様相のラーメンも嫌いではないが、どちらかといえば、スープに脂が浮いてギトギトになっているような、○○系なんて呼ばれるラーメンが好きだ。 高知で"昔ながらの中華そば"といえば、『豚太郎』と『旭軒』、そして『自由軒』だろう。 中でも大津バイパス沿いにある『自由軒大津店』は、いつも広い駐車場が満車になっていて、それを横目に見るたびに「自由軒ってそこまで美味しいか?」と疑念を抱いていた。 高知で生まれ育った私は、昔はよく『自由軒』に行っていたけれど、近年は他の ...

産婦人科ディナー

最近の産婦人科では出産後、『お祝い膳』なるものが出されるらしい。なんでもフレンチのコース料理がいただけるそうだ。 いったい誰が作るのだろうと思っていたが、どうやら病院の専属シェフが作ってくれるようだった。通常の飲食店と違い、産婦人科のシェフの料理など、なかなか食べられるものではない。男はとくに。 主役である嫁よりも、むしろ私のほうが楽しみに当日を迎えた。 病院の上階にある食堂へ、エレベーターで上がる。戸を開けるとウェイトレスが出迎えてくれた。落ち着いたBGMが流れていて、窓の外に夜景が広がっている。病院の ...

カフェヒラク(hiraku)高知駅近!パンケーキとスイーツの人気店

私はうどんが好きだ。 この日も行動を共にしていたS氏の「パンケーキが食べたい」という意見を却下して、某セルフうどん屋で昼食をとった。あまりお腹が空いていなかったので『山かけうどん(小)』にしたのだが、想像以上に量が少なくて、まったくお腹が張らなかった。 もう一軒うどん屋に行こうかと尋ねると、S氏は諦めた表情を浮かべた。明らかに、うどんしか頭にない私に嫌気がさしている。これは危険だ。 「ぱ…パンケーキでもえいで…。パンケーキ以外にもなんかあるろうし」 美味しいパンケーキが食べられると噂の『cafe hira ...

「王様の島」王様ラーメン

高知市介良(けら)にある『王様の島』という居酒屋が、火曜日から金曜日までの毎週四日間限定で、昼間にラーメンを提供し始めたと聞いた。その名も『王様ラーメン』。高知の生姜王としては、当然食べておかなければならない。 実際に食べた人たちの評判はすこぶる良く、皆一様に「美味しかった」と満足げにインターネット上に感想を載せていた。ますます興味が湧く。食べてみたい。 一度目の挑戦は十月二日だった。午後二時前に行くと、店先に二台分しかない駐車場がガラ空きだった。ラッキー!なんて停めようとすると、出入口の戸に『準備中』だ ...

かるぽーと3F「喫茶 カフェ・ド・リーブル」深夜食堂・ナポリうどん+赤いウインナー

『かるぽーと』を出た。時刻は午後二時。どうやら鑑賞し終えるのに二時間ほどを費やしたようだった。昼ごはんをどうしようかと考えたが、すでに多くのうどん屋は閉まっている。 エレベーターの中で見た張り紙が気になっていた。張り紙には、こう書かれていた。 『かるぽーと3F喫茶 カフェ・ド・リーブルで深夜食堂メニューが食べられる!』 どうやら県展が開催されている『かるぽーと』内で同じく開催されている、漫画『深夜食堂』で有名な高知県四万十市出身の安倍夜郎さんの『安倍夜郎展』に関連したもののようだった。 張り紙には、こうも ...

第69回高知県美術展覧会(県展)

『高知市文化プラザかるぽーと』の長いエスカレーターに乗って七階を目指す。傾斜角が結構きつい。後ろを振り向くとあまりの高さに目まいがした。 今年で六十九回目を迎えるらしいのに恥ずかしい話、『県展』を観に行くのは生まれて初めてだった。何気なく通りを歩いたとき、キンモクセイの香りが私の芸術魂に火をつけたのだ。 しかし私と県展は無縁ではない。『こども県展』での話だが、小学校二年生の頃にクレパスで牛の絵を書いて、「特選」を取って新聞に名前が載ったことがある。 たしかその年の特選は私を含めて県下で二名しか選ばれておら ...

【高知】「北欧館」おすすめメニュー「茄子と挽肉のカレー」が絶品!

ジョーロから滴る水のような雨が降る日だった。 高知市の産業道路沿いにある洋食店『北欧館』の駐車場に車を入れた。 何十年も前から、ずっと人気のあるこの店の決して広くはない駐車場が偶然にも一台分だけ空いていたのは、朝の情報番組の最後で星座別占いの1位に選ばれたときほどの幸運だった。 雨の中を小走りに店内へ。 数年ぶりに来るが懐かしい。子供の頃はオカンに連れられ、この店に週3のペースで通い、仕舞いに店員さんに顔を覚えられ、ちょっとした知り合い状態になっていたりした。 当時から約20年が経った現在においても、相変 ...

「ザ クラウンパレス新阪急高知」中華料理マンダリンコート・担々麺

駐車場の係員が歩み寄ってきたので、車の窓を開けた。 「本日のご予定は…」 「食事です」と私は答えた。 昨年から今年にかけて、もう何度来たのかわからない、我々貴族御用達のホテル『ザ クラウンパレス新阪急高知』(※鉄板焼きにも行った) 車から降りてホテルの二階に上がり、中華料理店『マンダリンコート』に入った。 「こちらへどうぞ」案内されて、いかにも高級な雰囲気を漂わす椅子に腰をおろす。 メニューを一瞥すると、「ふむ」と声を漏らした。 『マンダリンコート』に来るのは久しぶりだったが、新阪急自体には通い慣れている ...

「手打ちうどん たちばな」新店オープン!

閉店した『坂本屋 土佐山饂飩』の跡地(※参考文献)に、新しいうどん屋がオープンしたと人づてに聞いたのが二十日ほど前。 すぐに行くつもりが生々しい話、その後に稲刈りなどがあって忙しくしていた関係で、行くのをすっかり忘れていた。 高知のうどん屋の新店となると、いつ以来だろうか。思い出せない。 最近、三日前の昼ごはんはおろか、昨日の晩ごはんすら思い出せないときがある。まだ水も滴る三十三歳、ジャニーズのタッキーこと滝沢秀明さんとまったく同じ生年月日の三十三歳なのに極めて危ない。 一度車に乗って、かつて『坂本屋』が ...

「セルフうどん さぬきや」醤油で食べるうどん

『さぬきや』は、高知市神田の細い路地の先にある。セルフ方式の店なので、まず盆を取ってカウンター越しに注文する。 <んん…『かけ』にしようか…。『釜玉』でもいいんだけど…>セルフ店は悩む時間を与えてくれない。入店してから考えていたのでは遅い。カウンターの向こう側では店のお姉さんが待っている。 脳内で入り乱れる思考。<最近醤油食べてないから…んんん…醤油!> うどんを受け取ってセルフレーンを進み、生姜をたっぷり。ゲソ天を載せて。 『しょうゆうどん(大)』370円にゲソ天がいくらだったか…。いずれにしてもワンコ ...

「天下一品 高知インター店」京都白味噌ラーメン

濃厚なラーメンが食べたいんだったら「天一」にでも行けよ、というわけで『天下一品』にやってきた。 昼食を食べるにしては遅い時間だったけれど、店内は満席に近かった。大体いつ来ても同じような安定した客入りなので、天一のファンは常に一定数いるのだなぁと思った。 以前は苦手だったけれど、食べられるようになった天一のラーメン。いまはむしろ好き。納豆みたいなものだ。子供の頃は臭くて嫌いだった納豆が、大人になってから大好きになった。納豆の枕で寝られるくらいに。 <今回は『こってり』にしようかな>そんなことを考えながらメニ ...

【閉店】「昔の中華そば 土佐自然堂」強烈濃厚和節拉麺

『土佐自然堂』の中で苦悩していた。 <メニューのトップにあり、しかも店の名を冠しているのは『自然堂拉麺』。だがしかし…> 前もって下調べしたところによると『自然堂拉麺』は、あっさりしたスープが特徴らしい。店先の看板の店名の上にも大きく「昔の中華そば」と書かれていたことからも、それが売りであることが伺える。 <だがしかし、今日は昔ながらの中華そばよりも、もっとガツンとくるような濃厚なラーメンが食べたい…> だったらどうして「自然堂」に来たんだ?「天一」にでも行けよ、という話だが、人は矛盾だらけの生き物なのだ ...

「ディペッシェ」二つのソースに隠されたパスタ。食後に女子高生

『ディペッシェ』は南国市の高知龍馬空港の南、県道14号、通称「春野赤岡線」と呼ばれる道沿いにあった。 年季が入った落ち着いた雰囲気の店内。ソファーに腰を下ろし、メニューを見て驚いた。 <メニュー多っ……!> その品数は洋食を主体に数十種類にのぼる。 パスタが人気だとどこかで見た記憶があったので、『spaghetti』と書かれた項目の中から選ぶことにした。他にも『スズキのオーブン焼き』や『ステーキピラフ』など、気になるものもあるが、また今度にしよう。 <カルボナーラがいいな>そう思ったのも束の間。<おおっ! ...

「どんぶりころころ」メガ盛りの聖地でメガ盛りを食べない

券売機の前で少し悩んだ。並盛りにするか、ライトにするか。 時刻は午後二時半を回っている。これが昼ごはんのつもりだが、晩ごはんも数時間後に迫る。 メガ盛りで有名な『どんぶりころころ』。並盛りでも他店の大盛かそれよりも多いくらいの量をほこる。ライトでようやく他店の並盛り程度だ。 <メガ盛りの聖地でメガ盛りを食べないだけにとどまらず、大盛も食べず、並盛りも食べず、ライトだなんて…!許されるか!そんなショボい話が…!> だが三十代。つっぱることが男のたった一つの勲章、そういう時代は過ぎ去った。 <ライトにしよう… ...

【閉店】「麺処 やすきや」鳥南蛮うどん

高知にはいくつか有名なチキンナンバンがある。 代表的なのは地元の弁当チェーン『くいしんぼ如月』のチキンナンバン。それと『鳥心』という飲食店のチキンナンバンだ。 その日、なんとなく高知屈指の人気うどん店『やすきや』に行って衝撃を受けた。 <ここにもチキンナンバンがある!> 正確なメニューの記載は『鳥なんばん』とあったが、鳥は英語でチキンだから、やはりこれは紛れもなくチキンナンバンということになる。 『やすきや』のチキンナンバンは、湯気をモクモクと立ち昇らせてやってきた。 かけ出汁の中に、斜め切りにされたネギ ...

「マルトクラーメン」魔王との死闘

例によって昼どきを外したが、香南市野市町『マルトクラーメン』の駐車場はたくさんの車で埋まっていた。 今日は魔王を倒さなければならない。 店に入ると、すぐさま魔王の存在を確認した。<ホントだ。たしかに前はいなかった魔王がいる> しばらくすると、魔王がやってきた。 <赤い…!>なんという赤さだろう。魔王は『魔王』という名のラーメンだった。 太い麺の上にてんこ盛りにされた野菜、ひき肉、さらにきざみニンニク、中央に卵黄。 それらを覆うように真っ赤な唐辛子の粉のようなものが大量に振りかけられていて、全体的にとにかく ...

「美食酒房 英屋」竜一会(笑)で舌鼓、その後に待ち受ける地獄とは

家で晩酌しすぎて酔っていた。<あぁ楽しい。これってみんなで飲んで酔っちゃえば、もっと楽しいんじゃね?> 布団の中でスマホをいじり、がちゃさんにメッセージを打った。[何年か前のいつぞやのように夜中に突然お誘いしますけど…] 我ながら、なかなかロマンティックな書き出しだ。シェイクスピアかと思った。"何年か前のいつぞや"とは、過去にがちゃさんと二人で飲んだその夜のことを指したつもりだった。 ただ今回も二人きりだと、我々の仲が本気で疑われてしまいかねないので、というよりも、さらにあと二人ほど一緒に飲みたい人たちが ...