うどんの検索結果 1262 件

【閉店】釜揚げうどん 遊 前編/大豊の遊(雄)

行きたくても、なかなか行けない店があった。 その店は、「探す気でいないと通り過ぎてしまう」と聞いた。 それだけ難解な場所にあると言うのだ。 <ククク・・・そういう店ほど面白い・・・! 生姜の収穫前・・・ポッカリと空いた雨の休日・・・! 今こそ行こう・・・!未知なる麺線に夢を見にっ・・・!> 雨の中を一路、北上。 大豊町方面を目指す。 ウォータースクリーンの中を突き抜け、 デカ盛りの聖地、『ひばり食堂』前を通過。 暫く進んで、フッと窓越し、 右横を見て、叫んだ。 「あぁっ・・・! アレや・・・あった・・・! ...

駐車場うどん・秋の陣 後編/うどん夢幻郷

前編はコチラっ・・・!『駐車場うどん・秋の陣 前編/圧倒的美味』 湯気を纏って釜から揚がる、白い麺。立ち昇る小麦の香りに、皆の目が血走る中・・・。 現るっ・・・! 『とうやくうどん』 今回は少し太めに切ったと言う、夢のとうやくうどんを、ぶっかけでいただく・・・! 麺上に鎮座するのは・・・!来る前に掘ってきたアレ・・・! 竜一産生姜っ・・・! (※ 生姜ひとつでドヤ顔するために、半ば強引に生姜を持って行った竜一) わーい・・・♪いただきまぁーす・・・! 艶やかな麺、非常にモッチリ。 うおぉぉぉぉ・・・!感じ ...

駐車場うどん・秋の陣 前編/圧倒的美味

パスタやフォーなど、世界中に溢れる麺文化の中でも、『和食』に位置付けられるジャパニーズヌードル。 『饂飩(うどん)』 うどんは恐ろしくシンプル。 小麦粉と水と塩だけ。という材料も去ることながら、食べ方も単純明快。 醤油をかけただけで頂く『醤油うどん』や、出汁をかけただけの『ぶっかけ』、卵で絡めただけの『釜玉』のスタイルは、他の麺では、なかなか無い。 うどんは愛された。愛されて過ぎて、映画化までされた。 うどんの魅力は、計り知れない。 うどんに魅せられた者たちは、うどんのことを語り出すと止まらなくなる。 『 ...

本場手打うどん 庄壽庵

【2011年・晩夏の西部珍道中・6部作リンク】『海洋堂 ホビー館 四万十』 → 『ホビー館・南の田舎道をゆく!』 →→ 『いろりや 前編/幻のネバネバぶっかけ』 → 『いろりや 後編/魔法のうどん』→ 『西部ウルルン滞在記 「道の駅・ビオスおおがた」で出逢ったぁー』 → 『この記事』 『本場手打うどん 庄壽庵』 <16時過ぎか・・・!一番中途半端な時間帯だけど・・・大丈夫かな・・・!> うどん・・・!やれんのかっ・・・! などと、一抹の不安が竜一を襲う。 意を決して入った店内。 奥の座敷に、日に焼けた褐色 ...

いろりや 後編/魔法のうどん

【2011年・晩夏の西部珍道中・6部作リンク】 『海洋堂 ホビー館 四万十』 → 『ホビー館・南の田舎道をゆく!』 → 『いろりや 前編/幻のネバネバぶっかけ』 → 『この記事』 → 『西部ウルルン滞在記「道の駅・ビオスおおがた」で出逢ったぁー』 → 『本場手打うどん 庄壽庵』 『釜玉』を注文して、暫しの待ち時間。 行列に並ぶのは苦手だが、注文をしてから待つのは苦にならない。 うどんの場合、『待ち時間が長い=湯掻き立て』の図式が、 必ずしもそうでないにしても、固定観念としてあるからだ。 茹で置きよりは、湯 ...

手打うどん 吉川 武蔵野風肉汁うどん

「ふおぉぉぉぉぉ・・・!たしかにこれ・・・美味しそう・・・!」 ある日、先輩うどん愛好家Tやくさんのブログを見ていると、とても美味しそうな一杯のうどん画像が掲載されていた。 「コイツが噂に聞く吉川の新メニュー・・・!武蔵野風肉汁うどんかっ・・・!」 暫し、画像を眺めて味を想像。止め処もなくアゴを滴る、ヨダレ。 「あかーん・・・!もうあかーん・・・!ううう・・・我慢不能・・・辛抱限界っ・・・!俺も次の休みに喰いに行ってやるっ・・・!」 そう心に誓った。 がっ! 行った8月25日。外から見やる『吉川』の店内、 ...

うどん ふた葉

9月上旬、雨が強く降る日だった。降りしきる雨の中、混み合う国道55号線を高知市へ向けて突っ走る。 この時期、未訪の店を巡る連戦が続いていた。 行ったことが無い店に行くときは、いつもワクワクとドキドキ。 期待と不安が心中で複雑に入り混じる。 <どんな麺なんだろう・・・!メニュー・・・なんか面白いのあるかなぁ・・・!店主が安岡力也みたいなコワモテだったら・・・!> コンマ2秒で逃げな・・・!あかーんっ・・・! 東方から進行する竜一。 たくさんの車や人が行き交い、けたたましい音を立てて路面電車が進む、山では考え ...

さぬき自家製麺 浜心うどん 後編/チーズの強攻

前編はコチラっ・・・! 『さぬき自家製麺 浜心うどん 前編/セルフの新風』 ド級の攻め手に心揺さぶられて、 『チーズ玉子かけうどん』を注文した竜一。 どうやって拵えるんだろうと、カウンター越しに見ていると、 やはり釜玉のような釜揚げ麺ではなく、茹で置きの麺を湯煎したのち器に入れて、 生卵と絡ませ、最後に粉チーズを獰猛に振りかけていた。 そうして出来上がったチーズ玉子かけうどんを受け取って、トッピングコーナー。 ここで竜一・・・! 暴挙っ・・・! なんと天ぷらを二個も取るという・・・! 未曾有の暴挙に打って ...

さぬき自家製麺 浜心うどん 前編/セルフの新風

<うそぉっ・・・!閉まってる・・・! なんたる不覚・・・失態・・・! 営業時間・・・ちゃんと確認してなかった・・・!> 夜も営業しているということで行った高知市長浜の新店は、 日曜日のみ、夜の営業をしていないようで、既に閉店していた。 そこで急遽、土佐市の新店『一蓮』へと向かうこととなり、 史上最大級にデカイかき揚げと麺史に残る激戦を繰り広げたわけだが、 その数日後、胃の再調整を終えた私は思っていた。 <結果的に一蓮に行く良いキッカケにはなったが・・・! 長浜の新店には行きそびれちまった・・・! くそっ・ ...

うどん処 一蓮 後編/メガかき揚げの攻撃

前編はコチラっ・・・!『うどん処 一蓮 前編/急転直下の襲来』 初めて入った店で、まず最初に気になるのは、メニュー、うどんのラインナップだ。 一口に『うどん』と言っても、その食べ方は多種多様。 各々の店で提供されるメニューがそれぞれ違ってくる。 そして、はじめの一歩。未訪の空間に突入する瞬間にいつも思う。 魅せてくれっ・・・! この店の個性・・・持ち味・・・!!他の誰もが考え付かぬ独創性・・・!見たこともない色・・・! 世界をっ・・・! 壁に貼られた『かまなっとう』なるメニュー・・・!遇期の攻め手に心揺さ ...

うどん処 一蓮 前編/急転直下の襲来

農作業が早く終わった・・・!、いや、早く終わらせた農業界のうどん野郎は目指していた。 未知なるうどん・・・!新進気鋭の麺処を・・・! だがぁっ・・・! <うそぉっ・・・!閉まってる・・・!なんたる不覚・・・失態・・・!営業時間・・・ちゃんと確認してなかった・・・!> 夜も営業しているということで行った高知市長浜の新店は、日曜日のみ、夜の営業をしていないようで、既に閉店していた。(後日行きました!次回のうどんの記事はその長浜の新店です!) 一台の車も停まっていないその駐車場内で、暫し考える。 <どうする・・ ...

手打ちうどん たも屋南国店 ひやひや(2011・夏)

<ぐはぁっ・・・!もうダメだ・・・!うう・・・ううう・・・うど・・・うどん食べねぇと・・・!干乾びそうだっ・・・!> 灼熱の大地の上で・・・!滝のような汗を掻き・・・!行われる・・・日々の労働・・・! それは過酷・・・熾烈を極める労働・・・!ドMには堪らない・・・屋外労働・・・! <こんな暑い日は・・・!飲めるほどにしなやかな麺・・・キンキンに冷えた出汁・・・!ひやかけが・・・!食べてぇっ・・・!> 畑から這い出て・・・!朦朧とした意識の中で求めて彷徨う・・・! 楽園・・・! オアシス・・・! 高級軽自動 ...

ああ、憧れの甲子園 前編/雨とうどんと偽りの虎党

私は野球が好きだ。私は中日ドラゴンズが好きだ。落合が好きだ。浅尾が好きだ。岩瀬が好きだ。 平田はもっと好きだ。平田はヒーローインタビューが面白いから好きだ。 当時、竜一、8歳。オビ=ワンが毎日のように観ていたテレビのプロ野球中継で、「野球」という競技を覚えた。 中継されるのは巨人の試合ばかりだったけれど、惹かれた球団は巨人ではなく、当時の野球中継の主人公・巨人ジャイアンツの敵として登場する、『中日ドラゴンズ』という、圧倒的にカッコイイ球団名のチームだった。 1番・立浪2番・種田3番・パウエル4番・落合 今 ...

手打うどん めん處 雅 エピソード3/龍の舞

『エピソード1を読む』 『エピソード2を読む』 行ってみたい・・・そう思い始めてから2年・・・! ついに辿り着いた・・・住宅街の麺星・・・雅・・・! その未知なる釜揚げ麺が・・・現るっ・・・! 眼前に・・・!!! 『釜たま(大盛)』 うどん屋に行くと『特盛(3玉)』にすることが多いのだけれど、 雅のメニューには『特盛』が無かったから、『大盛』にした。 <大盛は通常ならば・・・2玉・・・! 2玉ならば・・・!楽勝・・・!> そう思っていた。 もし、お腹が張らなかったら、 帰りにハンバーガーでも食べて帰ろうか ...

手打ちうどん めん處 雅 エピソード2/必然の勝負手

『エピソード1を読む』 『エピソード3を読む』 民家の一角を改装して作られている店内。 コンクリートの床。 そこに木のテーブルとイスが、いくつか並べられている。 ネットで見た他の方のブログの画像では、 座敷にテーブルが並んでいた記憶があるから、 その座敷は、もう使っていないのか、 客が多い時のみに開放しているのかもしれない。 雅では麺の茹で置きは一切しておらず、 すべて注文を受けてから湯掻いているため、 新しく開発した細麺だと6分、通常の太い麺だと15分ほどかかる、 と、おじさんが言う。 <太麺と細麺なら ...

手打ちうどん めん處 雅 エピソード1/住宅街の麺星

『エピソード2を読む』 『エピソード3を読む』 気になる店があった。 でも、その店に行く踏ん切りがなかなか付かないでいた。 月日は流れた。 二年だ、二年という月日が流れた。 私はうどん屋に行く際に、 気軽に行くということはあまり無い。 うどん屋に行くということは、 喰うか喰われるかの勝負をしに行くということだし、性格的に内向きだし、 特に初めての店に出向くのには、決死の覚悟と勇気が要る。 だけど、蝉の鳴き声響く夏を迎えて、 無性にその店に行こうという気力が湧いてきた。 春は人を前向きにさせるけれど、 夏は ...

うどん処 ゆたか 後編/喉越しのフットワーク

前編はコチラっ・・・! 『うどん処 ゆたか 前編/名店までのディスタンス』 ゴニョゴニョと呟きながら、注文を決定した竜一。 カウンターの向こう側でせわしなく働く大将に発言する。 「すすすすすすす・・・すみません・・・!」 「はいっ・・・!」 「ぎ・・・ぎぎ・・・! ぎゅうぅぅうぅううう・・・牛つけめん・・・!」 「はい・・・!牛つけめんですね・・・!」 前回来た時は、ちょうどお昼時で、 店内は満席状態でごった返していた。 それで、注文も従業員のおばちゃんにしたし、 顔を拝見することも儘(まま)ならなかった ...

うどん処 ゆたか 前編/名店までのディスタンス

高知の麺狂を、取り返しの付かない麺狂にするために、 地元情報誌『ほっとこうち』が先日発行した『高知麺本』 <掲載されているのは知っている店ばかりだし・・・! 別に買うほどのことはねぇかな・・・!> 当初、書店で立ち読みをしながらそう思っていたのだけれど、 そんな気持ちとは裏腹に、気が付いたら買っていたから、 人生とは摩訶不思議なものである。 その高知麺本。 高知の麺屋さんオールスター状態で、 様々なお店の至極の勝負麺が掲載されているのだけれど、 中でも一際目を引いたのが、『牛つけめん』だった。 名からは、 ...

くいしんぼ如月 うどん & のり弁アラカルト(チキンナンバン)

いつだったか。何処かに行った帰りだった。 夜はどっぷりと更け、日付が変わろうとしていた。 夕飯も食べぬままに・・・! <もう近くのスーパーは開いてねぇ・・・!コンビニの弁当もなぁ・・・!> その時・・・!竜一の脳に走る・・・閃光・・・! <ああぁぁぁっ・・・!そうか・・・その手があった・・・!> 高知が誇る・・・!お弁当&コンビニエンス・・・! くいしんぼ如月っ・・・! <如月は名案・・・!よもやの閃き・・・!ククク・・・!ちょうど良い機会だぜ・・・!久し振りに・・・如月のうどんを食べ散らしてやる・・・! ...

手打うどん得得 南国愛店

通常ならば500円では食べることが出来ないメニューが、500円で食べられる夢のパスポート、『ほっとこうち・500円ランチパスポート』 それを巡る闘い。うどんに限れば、いよいよ佳境。 『手打うどん 得得 南国愛店』 約10年ぶりの、得得。南国店は初めてだ。 19時前に入った。 店内は、たくさんのお客さんで、ほぼ満席状態。 店員さんも許容範囲を越えて一杯一杯の状態らしく、店に入っても、私が入って来たことに気が付いているのかどうか、怪しかった。 わずかに空いていたイスに座って待つも、水も出て来なければ、当然、注 ...

手打うどん 田吾作 かけうどん(冷)&カレーうどん

あの店にも行ってみたい。この店にも行ってみたい。 そういう風にいろんなうどん屋さんを巡っていると、「一時期はよく通っていた店に行かなくなってしまう」という減少が起こる。 行きたくないわけではなくて、行く機会を失い続けてしまうというか・・・。 この店も、そんな一店だった。 『手打うどん 田吾作』 香南市野市町にある老舗。 店の前はたまに通るのだけれど、少しのきっかけが無くて、中に入るのは二年ぶりである。 時刻は、14時を過ぎていた。(閉店時間は15時) 入って右奥に三つ並ぶテーブル席。その一番手前の席で、作 ...

レンジ専用 日清のどん兵衛 旨辛チゲうどん

安い、早い、そこそこ美味しい。手軽に食べられるということで、国民食としてすっかり定着しているカップ麺。 そんなカップ麺の中で、最近よく見かけるのが、レンジで調理することが出来るカップ麺。 前から気にはなっていたのだけれど、私は決して購入しなかった。 <レンジとか・・・!なんか嫌な予感がする・・・!どう考えても湯を沸かして食べたほうが美味そうじゃねぇか・・・!> そう感じたからである。 しかし、ここに来てレンジで調理可能なカップ麺を、さらに多く見かけるようになり、無視を決め込むのも辛くなってきた。 <い・・ ...

手打ちうどん まるしん エピソード3/カウンターの上の救世主

『エピソード1を読む』 『エピソード2を読む』 半分ほど食べ進んだ・・・!その時・・・竜一は陶酔し切っていた・・・! まるしん・・・!ひやかけが織り成す世界観の中に・・・! 「ちゃぷちゃぷ・・・!プカプカ・・・!」 ドンブリを満たす・・・出汁・・・!出汁の大海原・・・!そこに浮かぶ白い麺・・・! すくっては食べ・・・!食べてはすくい・・・!食べる悦び・・・!食べられる悦び・・・!快楽・・・愉楽・・・悦楽の果てに・・・登り詰める絶頂・・・! だが・・・!その時・・・竜一に異変・・・! <あかーん・・・!なん ...

手打ちうどん まるしん エピソード2/増えるひやかけ

『エピソード1を読む』 『エピソード3を読む』 さっきは裏向きだった木の看板が、『営業中』と書かれた表向きに変わっている。 <本日のまるしん・・・一番乗りゲットだぜ・・・!> だが、11時を1分か2分ほどしか過ぎていないはずなのに、既に駐車場には、高そうな黒塗りの乗用車が停まっていた。 店内に入ると、会社員風の男性が2名と、学生風の若い男性が1名。 <クッ・・・一番乗りの夢は叶わなかったが・・・それでも四番乗り・・・!野球でも・・・!四番はチームの顔・・・!> と、ワケの分からないプラス思考を働かせながら ...